激戦を制した葉月(左)とコグマ

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 女子プロレス「スターダム」のゴッデス王者、葉月(26)&コグマ(26)の「FWC」が、同じ「STARS」の羽南(19)&飯田沙耶(27)を退け、2度目の防衛に成功した。

 22日の東京・国立代々木競技場第二体育館大会の第1試合で行われた注目の同門対決。同王座史上初の同一タッグで3度目の戴冠に成功したFWCは、後輩2人を容赦なくひねりつぶした。

 15分過ぎ、飯田に雪崩式パワースラムをくらったコグマは、続けて羽南のバックドロップで劣勢に。その後も、飯田に捕まったコグマが強烈な串刺しラリアートからの筋肉バスターを狙われ、ピンチを迎えた。

 それでも何とか難を逃れたコグマは、葉月と合体コードブレイカーで反撃に成功。葉月が飯田に垂直落下式ブレーンバスターを決めて動きを止めると、コグマがダイビングボディープレスを投下。完璧な3カウントを奪った。

 激闘の代償は大きく、コグマはノドが潰れ言葉が出ない。マイクを渡された葉月は「まずは2度目の防衛に成功しました! やっぱ長いこと組んでるだけあって、強いし、うちらのこともよく勉強してきたね」と健闘をたたえつつ「ただ、うちらはまだまだ世界中のタッグの高い壁でありたいと思います。またタッグ力あげて挑戦してきてください。今日はありがとうございました」と感謝を述べた。

 その直後、次期挑戦者が現れないことに不満げな葉月は「前にバックステージで『ゴッデス欲しい』とか言っていた朱里と小波! ベルト欲しいんだよね? バックステージでしか発言できないのかな? ビビってんのかね」と逆指名。

 29日の東京・後楽園ホール大会でV3戦を行うことを提案した。コグマも同意し王座戦が決定的になると、葉月は「みなさん、後楽園もFWCが最高のタッグマッチをお見せするので見に来てください!」と呼びかけリングを後にした。