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 1日付で二所ノ関部屋から独立した大相撲の中村部屋が18日、名古屋場所(7月14日初日、愛知・ドルフィンズアリーナ)へ向けての稽古を行った。

 師匠の中村親方(元関脇・嘉風)の発案で、稽古は午前と午後の2部制。幕内・友風(29)ら力士たちは、午前中は四股やすり足などの基礎運動に加え、立ち合いなしで四つに組み合った状態から相撲を取るなど独自の稽古内容で約2時間汗を流した。午後は、3階のトレーニングルームでベンチプレスなどの筋力トレーニングに励んだ。

 稽古後に疲れを取るための“新兵器”も導入。中村親方が所有していたという、推定約300万円する「酸素ボックス」がトレーニングルームの横に設置された。高気圧により血中酸素濃度を高め、ケガや筋肉疲労の早期回復や、長時間分の睡眠効果が得られるという。引っ越しと部屋内の整備が完了した12日、中村親方は「力士が生活しやすい環境が整わないと強くならない。環境が整ったのできちんと活用していきたい」と話していた。