“ポツンと一軒家”に急性白血病を乗り越え移住した男性。ゲストも感動「こんな人生もあるんだ…」

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日本各地の人里離れた場所になぜだかポツンと存在する一軒家と、そこに住まう人物の人生にも迫っていく番組『ポツンと一軒家』。

6月2日(日)は、前回に続いてゲストに白石美帆と玉田志織を迎えて放送される。

和歌山県のほぼ中央部、地元の人でも「めったに行くことがない」と話していた山の真っただ中にあるログハウスで暮らす54歳のミュージシャン夫妻の生活に密着する。

男性は25歳で発症した急性白血病から回復した後に「これからは山の中で暮らしたい、その思いを叶えようって思ったんです」と、30歳でこの地へと移住してきたという。

シンセサイザーで作曲を行う男性と、ボーカルの妻は高校時代のバンド仲間だった。卒業後は別々の道を歩んでいたが、43歳のときに運命的な出会いを果たし、音楽ユニットとして活動をするように。

そして再会から3年後に結婚。「週末は呼ばれた場所へと行き、夫婦でライブ活動をしています」と話す。

普段は、地元の豆腐店や平飼いの自然卵、有機野菜といった地産地消の食品の宅配業をしている男性。

捜索隊は男性の宅配に密着しつつ、生産者のこだわりが詰まった豆腐づくりなどを見学させてもらうことに。

こうした環境もきっかけとなり、自宅でテキスタイルデザイナーとしても活動している妻は、自宅の畑で有機野菜の栽培、味噌、梅干しなども自家製で作るようになったという。

最近では田んぼも手掛けるようになり、「どんどん自給自足の生活になってきていますね」と笑顔を見せる男性。「病気になる前は、どんなことも常にオンの状態で取り組む癖があったんですが、今はオフの時間をとにかく大事にしたいんです」と語る。

山に囲まれ苦労も絶えない暮らしだが、そこには夫婦で楽しむ時間を分かち合いながら、ゆったりとした時間が流れているようだった。

スタジオで観ていた白石は「同じ日本に住んでいながら、こんな人生もあるんだって…心に沁みました」と感動したよう。玉田も「ご夫婦で協力しながら支え合って暮らしていらっしゃるのを拝見してとても憧れましたし、すごく温かい気持ちになりました」としみじみと語る。