ミュージカル『Endless SHOCK Eternal』千穐楽カーテンコールに出席した(左から)堂本光一、井上芳雄 (C)ORICON NewS inc.

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 KinKi Kidsの堂本光一(45)が主演を務めるミュージカル『Endless SHOCK Eternal』が5月31日、東京・帝国劇場で千穐楽を迎えた。光一と同じ2000年に帝劇デビューをした“同期”井上芳雄(44)がサプライズで駆けつけた。

【写真】王子が王子を!井上芳雄をステージに引き上げる堂本光一

 百合の花束を抱えた井上は、「おめでとう〜!」と祝福しながら、同じ百合の花を手にした1900人の観客の合間を通り、サプライズで登場。光一が手を差し出し、井上をステージに引き上げる一幕も。「王子が王子を!」という共演キャストの感動の声に井上は「姫になった気分です」とほほ笑み、会場を沸かせた。

 井上は、6月下旬から同場所で上演される『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』のけいこ中だが、「呼ばれたらいつでも行くぜという気持ちだった」と、合間を縫って駆けつけた。光一が「たどった道は違えど、いろんなことを共有して来たよね」としみじみと語ると、井上も「今は同志みたいな気持ち」と共感した。

 共演キャストに囲まれた井上は「僕は『SHOCK』は1回も出たことなくて、ライバル役を待ってるんです」とふくれっ面。「でも、こういう風にかかわらせてもらって、舞台上で分かち合うことができてうれしいな。『SHOCK』出たってことにしてプロフィールに書こうと思います」と胸を張り、笑いを誘った。

 話が尽きない2人だが、光一は「『何かできると良いね』という話はいつもしているよね」とにっこり。井上は「新しいことをやりたいな。光一くんが演出するものに僕が出させてもらうこともあったらすてきだなと」と期待を寄せた。

 この日のフォトコールには、光一、井上のほか、佐藤勝利(timelesz)、中村麗乃(乃木坂46)、越岡裕貴&松崎祐介(ふぉ〜ゆ〜)、島田歌穂ら出演者が登壇した。

 作・構成・演出・主演を光一が務め、2000年11月の初演『MILLENNIUM SHOCK』から続く同ミュージカルは、今年でラストイヤー。4月22日に大台の2000回を達成し、5月9日夜の部にて、森光子さんが舞台『放浪記』で1961年から2009年にかけて積み上げた国内演劇の単独主演記録2017回を超え、2018回を達成し、単独1位となった。

 コロナ禍において誕生し、本編の3年後を舞台にしたスピンオフ作品『Endless SHOCK Eternal』は、今回の公演をもって終幕する。今後は、7、8月に梅田芸術劇場(本編のみ)、9月に博多座(本編のみ)、11月に再度帝国劇場(本編のみ)で上演する。