少しの早起きや、5分片づけなど、すっきり暮らすための7つの「朝習慣」を紹介。意識的に過ごすことで1日の過ごし方にも変化が。教えてくれたのは、ミニマルな暮らしにまつわる著作が多数ある、カナダ在住のブロガー筆子さん(現在60代)です。

1:少し早起きをして、心に余裕を

もともと私は朝型ですが、40代半ば、毎晩遅くまでパソコンに向かっていて、朝ギリギリまで寝ていた時期がありました。

大急ぎで朝食の用意をするものの、そのあとの家事もすべてがうしろ倒しに…。1日があっという間に終わり、当時は「主婦失格だわ」と、罪悪感が募るばかりでした。今思うと、朝いちばんにセルフイメージを下げるなんて最悪だったと反省。

ギリギリまで寝ているよりも、ある程度早起きした方が、その分心に余裕が生まれ、すっきり暮らせると実感。15分だけでも早く起きると、昨日とは見える風景が変わりますよ。

2:5分でざっと片づける

夜、部屋やキッチンを片づけない人や、流しに洗いものをためる人は、朝の5分で「ちょっとした混乱」をリセットすることをおすすめします。

朝食づくりに入る前に、居間の床や、テーブルの上にのっているものをざっと片づけてください。混乱した状態を放置してしまうと、その日の活動をしていくうちに、その混乱が大きくなってしまいます。

もし、不用品がびっしり入っているあかずの間や、見て見ないふりをしている棚があるなら、朝の5分で少しずつ片づけること。タイマーをかけて、集中して行いましょう。

3:思い浮かんだことをモーニングページに記入

3つ目は、朝の数分を使ってその日の予定を確認して「To doリスト」記入すること。頭の中にあることをノートに書くのもいいですよ。

私はもう何年も、朝いちばんになんでもいいから思い浮かんだことをノートに3ページ分ダーッと記入するモーニングページを書いています。モーニングページを書くと気分がすっきりし、その日するべきことに前向きに取り組むことができます。

もう1つおすすめなのは、その日の目標を決めて書き出すことです。

・今日はSNSを15分できり上げる
・人の悪口を言わない
・残業しない
・甘いおやつを食べない
・気になっていた引き出しの中を掃除する …など。

なんでもいいので、その日の目標を1つだけ決めましょう。なにも考えないときより、意識的に1日を過ごすことができます。

4:寝床を整える

ベッドで寝ている人は、朝起きたときに、ベッドをざっと整えてください。布団に寝ている人は、布団をあげましょう。そうすれば、寝床がものの置場化することを防げますし、視覚的なノイズ(見た目がうるさいもの)をつくらずにすみます。

ちなみに、私はベッドメイキングが嫌いだから、ベッドに寝ていません。

5:不用品を3個捨てる

朝起きて、身支度をすませたら、不用品を3個捨てます(数は任意)。5個でも、1個でも、ご自身のガラクタ保有量に合わせて決めてください。毎日不用品を捨てることで、「捨てそびれて、ずるずる持ちつづけてしまうもの」が減ります。

とくに注意すべきなのは「紙ゴミ」。紙は1枚だけなら軽いですが、枚数がたまるととても重くなるし、1枚、1枚、確認する手間が発生します。数枚たまっている段階で、不用なものはさっさと処分しましょう。

6:時間に余裕があったら運動も

時間の余裕のある人は、近所を10分間だけ散歩する、ラジオ体操をする、ジョギングをするなど、軽い運動をするのもおすすめです。

運動すると血の巡りがよくなるし、気分をよくしてくれる神経伝達物質が出るので、前向きになります。前向きになると片づけや家事に積極的に取り組むようになるので、すっきりした生活に近づくことができます。私は、スクワットや、階段を使った踏み台昇降運動をよくしています。

運動をするのが苦手な人は、部屋の中をぐるぐる走り回るか、その場でジャンプするだけでもかまいません。まずは、3分間やってみましょう。

7:玄関をきれいにしてから外に出る

犬の散歩や出勤のために外に出るそのタイミングで玄関をきれいにしてください。

・タタキ(靴を脱いだり履いたりするためのスペース)に、靴がたくさん出ていたら、使わない靴は下駄箱にしまう
・玄関先に関係ないものが置いてあったら、あるべき場所に戻す
・玄関がホコリっぽかったら軽く掃除をする

こんな風に自分や家族が戻ったとき、玄関がきれいな状態をつくってください。以前、玄関を片づけるコツを紹介しましたが、疲れて戻ったときに、玄関が汚いと、ますますどんよりしてしまいます。

以上、おすすめの朝の習慣を紹介しました。よさそうだな、と思うことがあれば取り入れていただいて、すっきりした気分で1日を始めてみてはいかがでしょうか。