LDKを長方形にすると、どこからもアクセスしやすい間取りにしやすくなります。3年前に大手ハウスメーカーで家を建てた日刊住まいライターは、この形にすることで、買い物から戻ってしまうまでの流れがスムーズに。リビング階段も取り込んで、子どもとの会話も弾むようになりました。2階の水回りや個室への移動もコンパクト。詳しくレポートします。

LDK長方形にして各部屋へアクセスしやすいプランに

わが家は夫、筆者、9歳、7歳の息子2人との4人暮らし。3年前にハウスメーカーで、2階建ての注文住宅を建てました。

1階にはLDKと隣に趣味室、玄関、トイレ。2階は、浴室、洗面所、ランドリールーム、ウォークインクローゼット、子ども部屋、寝室、トイレがあります。

LDKの南側には、庭とウッドデッキがあります。また、北側は玄関や階段、趣味室とつながっています。長方形LDKの長辺を活用したことで、明るく、どこからでもアクセスのいい間取りを実現できました。

リビング階段にしたことで、朝も自然と会話が!

写真はLDKの窓と反対側の面です。写真、左手のドアの向こうは玄関があります。そして真ん中のリビング階段の左扉は収納(階段の右手は階段を隠せるスライドドア)。そして右手のガラス戸の奥は、楽器演奏やヨガ、宅トレの趣味をもつ筆者と家族の趣味室です。

ご覧のように、LDKからいろいろな場所へアクセスできます。LDKを長方形にしたことで、ほかの場所に移動できるドアを3つつくれました。

ちなみにリビング階段にしたのには、理由があります。思春期になっても息子たちが顔を合わせてくれるように(笑)、という思いからでした。最終的にLDKの真ん中に階段をつくることになりました。

2階から下りてきたら、必ずこの部屋に顔を出す仕組み。朝ご飯をつくっているときも、自然と目が合い「おはよう」と言い合えるのが、気に入っています。

買い物をしまうのもスムーズ、趣味室も大活躍!

左の扉の向こうには玄関があります。ですから、買い物から帰ってきたら、玄関から入ってすぐにキッチン&ダイニングへ。LDKの入り口にある冷蔵庫や、その横にあるパントリーにしまうことができます。

また、リビングにある扉からは趣味室へつながります。ここでは子どもたちがピアノを弾いたり、工作をしたり。ときには運動したい夫や筆者が使う場所に。ガラス扉にしたので、リビングから中の様子もわかります。リビングからアクセスがよいから、ときどき使う部屋ではなく、セカンドリビングのように活躍しています。

反対側には庭の緑がパノラマのように広がる

こちらは、南側。庭に面して大開口の窓が連なります。まるでパノラマのような窓の向こうに広がる、庭の景色を眺めているとホッとした気分に。

さまざまな場所とつながるLDKにして正解でした。おかげで家事をしながらでも、疎外感はありません。

家事に育児に仕事にと忙しく、家事をしながら子どもたちと話をすることも多い筆者。この間取りを採用したことで、わざわざ行動するというより、自然と顔を合わせて、家族の存在をより感じられるようになりました。そして、家族のコミュニケーションも取りやすくなったと感じています。

LDKは家族みんなが集まる場所。長方形のLDKにして、どこからもアクセスしやすい間取りにしてよかったと思っています。