指示役とみられる男「ある人物から4月初めに処理を頼まれた」 那須町の夫婦死体遺棄
那須町の河川敷で焼かれた夫婦の遺体が見つかった事件で、死体損壊の疑いで逮捕された指示役とみられる男が夫婦について「ある人物から4月初めに処理を頼まれた」と供述していることが捜査関係者の話で分かりました。
この事件は、今月(4月)16日、那須町の河川敷で会社役員の宝島龍太郎さん(55)と妻の幸子さん(56)の遺体が見つかったものです。
死体損壊の疑いで今月(4月)29日、逮捕された佐々木光容疑者(28)は「ある人物から4月初めに処理を頼まれた」、「報酬は受け取っていない」と供述しています。
また、夫婦については「知らない」と話していて夫婦との間に接点が確認されていないことも判明しています。
栃木県警と警視庁の合同捜査本部は佐々木容疑者が持っていた複数台のスマートフォンを押収し30日、送検しました。
捜査本部は、佐々木容疑者がすでに死体損壊の疑いで逮捕されている平山綾拳容疑者に遺体の処理を指示したとみています。
佐々木容疑者は平山容疑者と「2月から3月に渋谷の店で知り合ったSNSでやりとりしていた」と供述しています。
捜査本部は佐々木容疑者の背後にさらなる指示役がいるとみて捜査し実行役とみられる2人組の行方も追っています。