ドジャース・大谷翔平【写真:Full-Count/荒川祐史】

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頭悩ませる“偽造グッズ”の氾濫…2月には7人を立件

 米大リーグのドジャースは、20日に韓国・ソウルでパドレスとの開幕戦を戦う。大谷翔平投手らの到着を前に、韓国では特許庁が異例の声明を発表した。試合が開催される高尺スカイドームで、MLB関連偽造製品の取り締まりを行うというのだ。

 韓国紙「韓国経済」などが伝えている。記事は「この試合はキム・ハソンや大谷翔平ら有名選手が参加する上、韓国で初めて開かれるメジャーリーグ公式戦で国内外の関心が集中している」と指摘。特許庁は1月にMLB機構側の要請を受け「競技現場でMLB関連偽造商品が多数流通すると予想され、現場取り締まりを企画した」という。

 特許庁の商標特別司法警察が出動し、もよりの地下鉄駅とスタジアムの主要出入り口を中心に、巡回しながら取り締まりを行うという。

 2月には、ソウルのファッションタウンとして知られる東大門、南大門市場で集中取り締まりを行い、MLB関連の偽造商品を販売した卸売業者7人を商標法違反の疑いで立件したという。さらに今月に入って、インターネット上で販売されている製品のオンラインモニタリングを強化、偽造商品が多数流通していることを確認し、プラットフォームと協力して偽造商品の販売投稿や、アカウントの削除を行うなどの措置を取った。

 特許庁のチョン・インシク産業財産保護協力部長は「MLBソウルシリーズを楽しもうとする野球ファンが、偽造グッズの購入で被害を受けないように現場で取り締まりを行い、知的財産尊重の広報ブースも運営する」と話している。

(THE ANSWER編集部)