元家政婦で、おうちが清掃業を営んでいた“プロ主婦”のマミさん。家では100円ショップのつっぱり棒20本を駆使して、収納スペースを増やしています。狭い場所でも収納力が増える方法や、デッドスペースが使いやすくなる方法を教えてもらいました。

部屋のデッドスペースだけでなく、家電や家具内の狭いところでも活躍するつっぱり棒。小さな冷蔵庫や靴箱の収納力も、グンとあげてくれます。「つっぱり棒マスター」の資格を保有する元家政婦のマミさんが実践する、便利な使い方を紹介します。

チューブや袋の調味料がつっぱり棒でスッキリ収納!

1:冷蔵庫のデッドスペースがぶら下げ収納に

冷蔵庫のドアポケットにショートサイズのつっぱり棒を設置。引っかけられるクリップと合わせて使えば、チューブタイプの調味料をぶら下げて収納できます。

「以前はチューブ調味料を1つずつ入れるタイプのチューブホルダーを使っていました。しかしつっぱり棒でつるす方が、より多く収納できますし、調味料の形や大きさも選びません。つっぱり棒につけているクリップは、歯磨き粉用、タオルハンガー用、カーテン用などさまざまなものを使っています。全部、100円ショップで購入しました。クリップで留められるのが便利すぎで、今やチューブだけでなく袋タイプの乾物もぶらさげてしまっています」

2:靴箱の棚板代わりにつっぱり棒。収納数が倍増する

つっぱり棒を靴箱の奥と手前に並行に1本ずつ設置すれば、棚板の代わりに。厚みがない靴を入れるのに適しています。

「わが家では、私のサンダルやぺたんこ靴、息子のローファーなどを入れています。ヒールがある靴でも、ヒール部分をつっぱり棒に引っかければ収納可能です。厚みがなければ大きい靴も入るので、夫の大きいサンダルもここにしまっています。また、ここには茶色のつっぱり棒を使っています。つっぱり棒といえば白を思い浮かべる人も多いかもしれませんが、さまざまな色やデザインが売っていますよ」

3:引き出しを仕きって、探しやすく取り出しやすく

広い引き出しにはものをたくさん入れたくなりますが、見えづらい部分にものを入れると、かえって使いにくいことに気づいたマミさん。死角部分にものが流れないように、ストッパー的につっぱり棒を使用しています。

「腰から下の位置にある引き出しは、しゃがまないと奥が見えません。探しものがこの見えない位置に入ってしまい、見つけるのに時間がかかったことが何度もありました。だから、あえてものが奥に入ってしまわないようにつっぱり棒で封鎖しました。おかげで探しものが見つからないストレスから解放されました」

マミさんが教えるつっぱり棒の活用テクを、ぜひ取り入れてみてくださいね。

※ 取りつけの際には耐荷重に注意し、また地震の際などに落下してケガをしない場所を選びましょう。ガスコンロなど、高温になる器具の上に設置しないようにしましょう