ESSE読者の多くが悩まされている腰痛や肩こり。原因は骨盤のゆがみによって腰が反ってしまう“バナナ腰”かもしれません。たった1分でできる“バナナ腰改善ストレッチ”で、毎日を快適に。整体師とも先生に教えてもらいました。

体の悩み、原因はバナナ腰?

腰痛や肩こりなどの体の不調について、整体師のとも先生は「原因は“バナナ腰”かもしれない」と指摘します。

バナナ腰は骨盤のゆがみによって引き起こされるもの。体の前方に骨盤が傾く“反り腰”は有名ですが、骨盤が後方に傾くケースもバナナ腰の一種。腰が反ることで様々な不調の原因になってしまいます。

バナナ腰の改善には1分でできる簡単なストレッチが効果的。ぜひお試しを!

●バナナ腰になるとこんな症状が!

・やせにくくなってきた
・冷え性・むくみが気になる
・猫背・巻き肩・ストレートネックである
・下っ腹が出ている
・前ももがはっている
・お尻が垂れ下がっている
・立ちっぱなしがつらい
・あおむけで寝にくい

バナナ腰になると、骨盤の傾きをカバーするために猫背や巻き肩、ストレートネックが引き起こされることも。また、股関節やお尻の筋肉の動きが鈍くなることで、前もものはりや下半身太りの原因にもなります。

バナナ腰になる!?NG習慣リスト

バナナ腰は生活習慣の積み重ねで引き起こされます。1つでも当てはまる習慣がある人は注意! 現代生活のなかでは仕方ない面もありますが、できることから改善するように心がけましょう。

・横座りをする
・内股で立つ
・脚を組む
・歩幅が小さい
・長時間座りっぱなし
・イスの高さが合っていない
・うつぶせで寝る
・枕の高さが合っていない
・ハイヒールを履く
・布団のかたさが合っていない

1つでも当てはまったら注意して!

肩こりに効く2大ストレッチ

こり固まった肩甲骨や首回りの筋肉をほぐし、肩や首の痛みを解消。これらの筋肉がゆるむことで、肩こりが軽減します。

●腕くるくるストレッチ

固まった肩甲骨をはがすストレッチ。

(1)脇の前側の筋肉をつかむ

肩の力を抜いて背筋を伸ばし、脇の下の少し前側にある筋肉を反対側の手でつかむ。

(2)そのまま腕を前から後ろに回す

そのまま腕を前から後ろにゆっくり15回回す。腕は曲げたまま、力を抜くことがポイント。(1)、(2)を反対側も同様に行う。

【ポイント】

猫背になったり、腕が伸びたりしないように注意。猫背だと肩甲骨回りの筋肉に効かないのでNG。

また、力んで腕が伸びないように注意。

●首ほぐしストレッチ

首のこりが取れて、血流がよくなるストレッチ。

(1)頭を手で押し、筋を浮き出たせる

片手で側頭部を押さえ、耳の後ろから鎖骨につながる筋肉(胸鎖乳突筋・きょうさにゅうとつきん)を浮き立たせる。

(2)筋をつかんでもむ

浮き立たせた筋肉を反対側の手でつかみ、上、真ん中、下の3か所に分けそれぞれ5回ずつ優しくもむ。(1)、(2)を反対側も同様に行う。

【読者がお試し】

「股関節の外側やお尻のこりが腰痛につながっていることにびっくり! ストレッチ後は腰が軽くなり、姿勢もよくなりました」

・第4期 キレイな母ちゃん 田口幸子さん(47歳)

51歳の夫、18歳の長女、16歳の二女、11歳の長男の5人家族。

妊娠中やその可能性がある方、持病のある方は事前に医師と相談してください。また、試してみて痛みや不調があるときは、すぐに中断してください