今季からキャプテンとして札幌を引っ張る荒野。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 一瞬の隙を突かれた失点だった。

 北海道コンサドーレ札幌は3月10日、J1第3節で浦和レッズと札幌ドームで対戦。前半に先制を許し、そのまま0−1で敗戦した。

 ホーム開幕戦で札幌は、攻撃に人数をかける攻撃的なスタイルで再三にわたりチャンスを作ったが、浦和のコンパクトな守備に苦しんだ。

 そのなかで痛恨の失点を喫したのは31分。右CKのショートコーナーから、サミュエル・グスタフソンのクロスに頭で合わせた酒井宏樹に、ネットを揺らされた。

 クロスの瞬間、ゴール前には札幌の選手が8人も構えており、守備の枚数は揃っていた。しかし、グスタフソンが上げたマイナスのクロスに、背後から走り込んできた酒井の存在に誰も気がつけず。フリーにしてしまい、得点を許した。
【動画】一瞬の隙を突かれた札幌の失点シーン
 今季からキャプテンとしてチームを牽引する荒野拓馬は、失点シーンを次のように振り返った。

「(酒井を)フリーにしてしまったし、ショートコーナーで自分たちの切り替えも遅かった。自分たちは早くマークにつくべきでしたし、僕自身、酒井選手のマークでしたけど、あのようにショートコーナーで切り替え早くやられると、対応も難しくなってくる。チームとして、そういうところはやっていかないといけない」

 浦和の早いリスタートに、対応し切れなかった。荒野は「ボールウォッチャーになっていたし、ペナルティエリアの中に相手の選手が一人もいない状態で始まったので、そこからボールが出てくる時に相手をひとりずつ押し出していかないといけなかった」と悔やんだ。

 札幌は第3節終了時点で1分2敗といまだ勝利なし。苦しいシーズンの立ち上がりとなったが、荒野は「下を向いている暇はない。本当に続けるしかないです」とすでに次を見据えていた。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)