がんばってメイクしたのに、なんだか顔が古くさい!? そんなアラフィフ世代のメイクの悩みを今すぐ解消! イマドキ顔になれるメイクのコツを紹介します。今回は、ヘア&メイクアップアーティストのイガリシノブさんに「アイメイク・眉・リップ」について教えてもらいました。旬の顔に欠かせない抜け感は、“パーツの角をなくす”&“メリハリを利かせた引き算メイク”で実現可能!

Before:THEコンサバな盛りメイクでキツイ印象に(Fさん・54歳)

「気になっているのが、口元のげっそり感と間延び感。細眉ブームのときに眉毛を抜いてしまったせいで、眉もうまく描けなくて…。あれこれカバーしようと、ついメイクをがんばってしまいます」(Fさん)

「カッチリすぎて抜け感がな〜い!」(イガリさん)

After:丸みとやわらかさを意識した抜け感たっぷりメイク

・グリーンのマスカラ&アイラインでやわらかい印象に

・リップライナーのひと手間でふっくら感がアップ

・ナチュラルな平行眉

・人中の長さをシェーディングでカバー

「パーツが際立ち、間延びしていた顔がギュッと小さくなったみたい! 雰囲気がふんわりやわらかくなったのもうれしいです」(Fさん)

メイクポーチをチェック

「Fさんは、まさに平成のメイク理論を実践しちゃってる…! アイテム選びはOKなので、とにかく抜け感を意識しましょう」(イガリさん)

令和顔のアイメイクを実践!

アイメイクはココに色をのせる!

この画像を参考に色をのせてみて。

(1) 上下のまぶたに、aの中央上のカラーを指でなじませます。

・a:オールラウンドアイパレット 01 \2750(ヒンス)

「たるみやシワが気になる大人のまぶたですが、単色のマットなベージュアイシャドウをつけるだけで陰影が出て、深みのある仕上がりになるという利点が!」

(2) 下まぶたのキワにbでラインを引きます。

・b:フーミー プリップライナー リップピンク \1540(ナズル)

(3) cの中央と左上のカラーをチップに取って涙袋と目頭に。

・c:キャンメイク パーフェクトスタイリストアイズ 02 \858〈販売終了品〉(井田ラボラトリーズ)

「涙袋メイクを自然になじませるためには、ベースを必ず仕込むこと」。アイライナーとマスカラは、目にやわらかさが出て白目もキレイに見えるグリーンがおすすめ。

(4) dで黒目の上から目尻までラインを引き、目尻のみ、下にeを重ねて。fのマスカラは上下のまつ毛に。

・d:フーミー リキッドアイライナー ティールグリーン \1650

・e:フーミー コントロールカラーライナー ブラウンパール \1430(d、eともにナズル)

・f:アイエディション(マスカラ) G03 \1650(エテュセ)

眉メイクを実践!

眉はココに色をのせる!

この画像を参考に色をのせてみて。

(1) スクリューブラシで眉毛をとかし、gをブラシで眉全体にオン。

・g:インクブイハイライター(V) \1400(ペリペラ)

(2) hの濃い2色を混ぜたブラシをポンポンと置くようにして、眉下のラインを描く。

・h:ジルスチュアート ニュアンスブロウパレット 04 \3520(ジルスチュアート ビューティ)

眉を描く前にハイライトを仕込むと骨格が強調され、立体感がアップ。「眉下のラインは、眉頭から眉尻まで床と平行に描くと、自然と平行眉になりますよ」

(3) 毛のまばらな部分をiのペンシルで描きたす。 

・i:キャンメイク パーフェクトエアリーアイブロウ 02 \495(井田ラボラトリーズ)

(4) hのいちばん薄い色を全体に重ねて太さを調整。

眉毛の太さは、“影”で調整していくと抜け感のある眉に。「目安は、アイブロウペンシルで描く線1本分くらいずつ、自分の眉毛より、上下に太くすればOK」

リップメイクを実践!

リップはココに色をのせる!

令和顔のリップは立体感が重要!

(1) jで口角から山に向かって丸みを出すようにラインを描き、山と山をつなげて谷間を消したら唇全体を塗りつぶす。

・j:フーミー プリップライナー リップピンク \1540(ナズル) 

「年を重ねると、上唇の山の間がたるんで間延びした顔になりがち。リップライナー&シェーディングのW使いで、プリッとした立体感を復活させましょう」

(2) lの薄い2色を混ぜて唇の山の上、口角の下、唇の中央の下に影をつけて、人中短縮&唇ふっくら。kを唇全体に。

・l:ヴィセ シェード トリック BR300 \1760〈価格は編集部調べ〉(コーセー)

・k:ミネラルシアールージュ ルビーレッド \3300(エトヴォス)