パッティングで重要な「タッチ」を合わせるにはどうすればいいのか?
吉田洋一郎が斬る
「ゴルフのそれって本当ですか?」
photo by Kishimoto Tsutomu
世界各国の一流インストラクターに最先端のゴルフ(レッスン)メソッドを学んできた吉田洋一郎氏が、アマチュアゴルファーの「それって本当?」「正しい方法って何?」といった疑問や悩みを解決していく動画レッスン連載。第10回は、パッティングの際に重要な「タッチ」の合わせ方、それを磨く方法を伝授する――。
連載◆第10回
Q.パッティングの際の「タッチ」の合わせ方について教えてください
A.「ゆっくり転がる球」を打とう
前回、3パットを防ぐためには「タッチを磨くことが重要だ」と話した吉田プロ。
"タッチ"というとロングパットの距離感をイメージしがちだが、本来は短いパットでもしっかりタッチを合わせなければならない。
たとえば2mのショートパットでも、カップインして終わりのイメージではタッチは存在しない。もしカップがなかった場合、カップの位置を通り越してどこでボールが止まるかというイメージが必要だ。
データ上は、2mのパットならカップの約40cm先で止まるタッチが一番カップインしやすいという。ならば、あえてカップインさせずに、40cm先に置いたバーのところにボールをピタリと止める練習をしてみよう。
この時、打ったボールに勢いがある"加速ゾーン"と、その勢いがなくなったあとの"減速ゾーン"に分けてボールスピードをイメージするとよいと吉田プロは言う。
またタッチを磨くためには、手先でパチンとヒットする打ち方は不適切。再現性が低く、ボールスピードをコントロールしにくいうえ、緩みやすいからだ。
手先を使わずに体の動きで打つと、ボールがゆっくり転がって見える。"遅い球"が打てるストロークで、ボールの止まりがイメージできるパッティング練習をして、タッチを磨こう。