レアル・ソシエダで活躍する久保建英【写真:ロイター】

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現地メディアが報道

 スペイン1部レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英は、現地時間12月21日のラ・リーガ第18節カディス戦(0-0)で相手選手から悪質なファウルを受け物議に発展。

 脇腹を殴られたうえ、腕を掴まれながら投げ飛ばされる蛮行を受けながらも相手は厳罰処分なしなど判定を巡っても議論を呼んでいる。そのなかで、久保自身の状況は検査の必要もなく、来週木曜日の12月28日にはトレーニングに復帰できる見込みだという。スペイン紙「Estadio Deportivo」が報じている。

 年内最終戦となったカディス戦でスタメン出場した久保は前半終了間際、相手MFルベン・アルカラスと対峙した際に脇腹を殴打される被害を受けた。これに苦悶の表情を受けうずくまる様子がありながらも、アルカラスにはイエローカードすら提示されなかった。現地メディアによれば、この場面で久保の肋骨にヒビが入った可能性も指摘されていた。

 さらに後半39分、またも蛮行ファウルの被害に。ボールを持つ久保に対し、アルカラスがマークに付くと腕を掴まれ振り回すように投げ飛ばされた。ハンマー投げを彷彿させる反則を受けた久保は激昂。アルカラスにはイエローカードが提示されたが、乱暴さが際立つ悪質な反則と言えた。

 そのなかで、「Estadio Deportivo」紙は、スペイン現地メディア「Noticias de Gipuzkoa」の報道を引用して「日本人は、監督が選手たちに与えた6日間のクリスマス休暇を、何の違和感もなく、怪我をしていないかどうかを調べるための検査をする必要なくスタートした。『Noticias de Gipuzkoa』紙によれば、アノエタではスター選手の状態による警報は解除され、来週の木曜日に練習に復帰すれば、通常の仕事に復帰できる見込みだという。もちろん、1月にはアジアカップの選考に集中するためにチームを離れることを忘れてはならない」と、順調に復帰している様子を伝えた。

 これは「レアル・ソシエダの救世主久保の朗報」とし、「すべては何の影響もなく終わったようだ」と好転した現状を報道。来年1月アジア杯に臨む日本代表にとっても嬉しい知らせとなりそうだ。(FOOTBALL ZONE編集部)