約9カ月ぶりに復帰した奈良未遥が休業期間のこと、復帰した経緯、同期の卒業、将来の夢…を語った。

ー 休養中はグループの情報をチェックしていましたか?

休養に入ってすぐのころは見ていませんでした。でも、心が前向きになっていくにつれて、メンバーのことが気になり始めて、調べるようになりました。メンバーが活動している様子やりかちゃんの卒コンが開催されるというニュースを見て、ここで頑張らないと、もう二度とステージに立てなくなるんじゃないかという思いがこみ上げてきて、復帰することにしました。

ー 休養中っていろいろなことを考えそうですよね。

考えました。自分の理想と現実の差を感じたり、このタイミングでお休みをいただいたことが正解だったのかって思い悩んだり。でも、立ち止まっているだけじゃ前に進めませんから、人に慣れることから始めました。劇場公演が始まる数分前に時間を作ってもらって、メンバーと話すとか。みんなが抱きしめてくれて、なんて温かいんだろうと思って、号泣しました。

そのときも感じたんですけど、ある卒業生と会ったときも、キラキラしていて眩しいんですよ。アイドルってすごいパワーを持っているんです。私がモグラみたいな生活をしていたからかもしれないですけど(笑)。

ー 1年前のインタビューでは、「25歳は節目の年。飛躍の1年にしたい」と話していましたね。

思うような1年にできなかったけど、自分と似たような立場の人にどう声をかけてあげればいいか、理解できる人間になれました。飛躍はできなかったけど、前進はできたと思います。

ー ’24年はどんな年にしたいですか?

26歳になるので、立派な大人なんです。NGT48には4期生が加入してきて、1期生の私が長く過ごしてきた時代とは大きく変わると思います。後輩たちが増えるという現実がありますから、先輩として背中を見せたいです。そのためにも夢を実現させたいです。

ー その夢とは?

写真集の発売です。できるなら海外で撮影したいです。グアムとかハワイがいいな。タイトルは『奈良未遥の人生』。重いですかね(笑)。

ただ、夢って変わることもありますから。視野を広げて、いろいろな世界を見てから将来のことは決めたいです。

ー 同期の本間日陽さんも卒業します。

そうなんです。グループの先頭に立ってくれていたメンバーだし、日陽とも一緒に通学していました。先日、レッスンをしていたら、いなくなってしまう実感が急にわいてきて。それでもグループは進んでいかないといけないので、前を向いていたいです。

ー 復帰してからプライベートでの変化はありましたか?

メンバーがお茶に誘ってくれるんです。誰かと外出することが増えて、モグラ生活から人間らしい生活に変わってきました(笑)。

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