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 5年半にわたり1.FCウニオン・ベルリンの監督を務め、そしてブンデス2部からチャンピオンズリーグの舞台への飛躍にも導いた、ウアス・フィッシャー監督の退任から土曜日のアウグスブルク戦では、グローテ暫定監督の下で3バック維持など微調整が功を奏して痛みわけにもつれこませた一方、その裏では世界的スター、ラウール監督就任が日曜にも発表かと報道。かつてFCシャルケ04でプレーした経験ももつ元スペイン代表は、現在レアル・マドリードのセカンドチーム『RMカスティージャ』で指揮を取っており、 かつてFCシャルケ04でプレーした経験からドイツ語、そして英語も可能。これまでの輝かしい経歴から高い尊敬を受けることになるであろう、ラウール監督の招聘にはレヴァークーゼンのシャビ・アロンソ監督などにもみられるようなプラス面、そして経験値部分での不安材料についても指摘がなされていた。結果、その後者が影響したということだろうか?ラウール監督はそのままカスティージャ残留。

「選手としても監督としても経験豊富」なビェリツァ監督に白羽の矢

 一転して最近まででトラブゾンスポルで指揮をとっていた、ネナード・ビェリツァ監督の就任が発表された。現役時代にはカイザースラウテルンでもプレーした元クロアチア代表は、監督としての序盤はオーストリアで複数のクラブで指揮した経験ももつなど、言語における問題は特にないだろう。ツィングラ会長は「さまざまな国で成功を収めてきた経験豊富なコーチ。チームをどのように導きたいのか、どのようなサッカーをプレーすべきか、そこで明確な考えを持っており、我々はそんな彼に託したいと思う」と招聘理由について説明。ルーネルト競技部門取締役は「選手およびコーチとしての長年の経験を持つネナド・ビェリカ氏が我々のチームにぴったりであると確信している。我々はスポーツ状況を改善し、リーグ残留という使命を無事に達成するためにできる限りのことを行う」と語った。

ビェリツァ監督「50回タッチするサッカーではない」

 一方のビェリツァ監督は「ウニオンは欧州最高峰の一つで、非常にうまく運営されているクラブ。私の仕事はチームを困難な局面から導き出し、チームの長所を再び引き出すことにある。この挑戦を楽しみにしているよ。このクラブのために最大限の努力をすることをお約束する」と、前任者のウルス・フィッシャーと比べて攻撃的なプレーを好むビェリカ監督は意気込みをみせ、「多くのプレスをかけて非常に集中的にプレーし、支配していきたいと思っている。私は最後までボールに50回タッチする必要があるようなコーチではない。しかし、コーチとして適応することも必要だ。そもそもトレーニングでは戦術的な仕事はあまりできないことは明らかで、むしろ心理的な仕事はたくさんできるだろう。」との考えも示した。なおその初陣はディナモ・ザグレブとオーストリア・ウィーンで経験済みのチャンピオンズリーグであり、さらにその後はバイエルン・ミュンヘンとの一戦も控えているところ。

ビェリツァ監督「支配的なサッカーで成功を」

 「まもなくして降格とは無縁の位置に戻れる。私はそう確信しているよ。そして前任者と同等の成功もおさめていける、と。ただそれを支配的なサッカーで果たしたい。精力的なプレスと激しさをもって集中的にプレーしていく」と自信とともに規律面での重要視を強調し、カイザースラウテルンで一緒にプレーしたトーマス・リードル氏によれば、「彼は非常に明確なキャラクターで、信頼できるし、言葉も明確だからメディアでも楽しめるのではないか」と述べ、スペイン(アルバセテ・バロンピエ、ベティス・セビージャ、UD・ラス・パルマス)での選手時代が自身の指導者としてのキャリアに影響を与えているとのこと。「彼にとってポジショナルプレーは非常に重要だ。そしてボールは常に彼の焦点にある」