非圧縮時50TB、圧縮時150TBの容量を実現する磁気テープドライブ「TS1170」をIBMが発表しました。TS1170は前モデルであるTS1160の2.5倍の容量を実現しています。

IBM TS1170 Tape Drive - IBM TS1170 Tape Drive.pdf

(PDFファイル)https://www.ibm.com/downloads/cas/WQX5N4RJ



IBM introduces enterprise magnetic tape drive that holds 50TB per cartridge | TechSpot

https://www.techspot.com/news/99928-ibm-introduces-enterprise-magnetic-tape-drive-holds-50tb.html



50TB IBM tape drive more than doubles LTO-9 capacity - Blocks and Files

https://blocksandfiles.com/2023/08/23/50tb-ibm-tape/

TS1170は50TBのJFメディア・カートリッジをサポートし、3:1圧縮により150TBの圧縮容量を実現。データ転送速度は400MB/sです。

モデルはデュアル・ポート16Gb/sファイバー・チャネル・インターフェイスを備えた70Fと、12Gb/s SASデュアル・ポート・インターフェイスを備えた70Sの2種類。70Fはクラウドベースやオープン・コンピュート・セットアップ用にスタンドアロン設置にも対応しています。

さらに、IBMのTS4500やLTOをサポートする他のストレージシステムに組み込むことも可能。暗号化はIBM Security Key Lifecycle Managerを通じて行われ、ライブラリ管理またはアプリケーション管理のいずれかを選択できます。



対応磁気テープ・3592 70Fはストロンチウムフェライト磁性体技術を使用して大容量を確保していますが、IBMと富士フイルムは同技術を用いた実走行試験を実施し、最大580TBもの容量が実現可能なことを示しています。

「ストロンチウムフェライト(SrFe)磁性体」を新たに採用 世界最大容量1巻当たり580TB磁気テープの高容量化技術を開発 | 富士フイルム [日本]

https://www.fujifilm.com/jp/ja/news/list/5822



小型で大容量を取り扱える磁気テープが開発されることにより、大量のデータ管理を必要とするデータセンター等での需要が増すことが期待されています。