「電話の向こうで“パパー”って…」板尾創路の“1歳長女との別れ”告白にネット絶句「聞いてるだけでも辛い」

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「いや、本当突然だったので……。数時間前まで元気だったのが、もう一変しましたね」

8月10日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)でこう語ったのは、板尾創路(60)だ。

’98年、8歳年下の一般女性と結婚した板尾。’07年9月に長女の英美さんが誕生したものの、英美さんは’09年8月に突然意識不明となり急逝。わずか1歳11ヵ月の命だった。そんな愛娘との早すぎる別れを板尾は冒頭のように明かした。

‘13年、同番組に出演した際、「仕事が終わって帰ろうと思って、留守番電話を聞いたら、奥さんから電話が入ってて、『今ご飯食べてもう寝るからね』とか言って。電話の向こうで『パパー』って言ってる声が聞こえて。で、何分後かしたら、嫁から着信があって。『もう全然呼吸はしてなくて。どうしよう』って……」と英美さんが亡くなった当時を回想していた板尾。

この映像を振り返った後、司会を務める黒柳徹子(90)から「あれから14年が経ちますけど、ご長女は家族のなかでどういう存在?」と尋ねられると、「生まれてきてくれて、うん。幸せというか……」と言葉を選ぶように答えた。

そして長女が亡くなってから約3年後に生まれた次女について、黒柳から「長女にヤキモチを焼いて。『お姉ちゃんのほうが可愛いんでしょ』なんて言う」と話を振られると、「そうなんですよ。お姉ちゃんの写真とかあるじゃないですか。手合わせたり、お姉ちゃんの話すると、すっごいヤキモチ焼くんですよ」と述べた。

続けて板尾は「実際会ったこともないし、お姉ちゃんがいたっていう事実だけしかね、知らされていないので。やっぱりヤキモチ焼くんですかね? 自然なことなんでしょうけどね」と言い、次女が現在、語学留学先のカナダで奮闘していることを披露し、こう話した。

「長女ができなかったことをさせてあげたいというのもありますし。長女の代わりではないですけど、一つなんだろなっていう感じで。2人いるみたいな。1人なんですけど、そういう感じがして。長女ができなかったことを次女がやっているんだろうなって。幸せですね、今は」

■「誰のせいでもないからこそ、自分を責めてしまう」

愛娘を亡くした苦しみを乗り越えて「今は幸せ」と語った板尾。ネットでは、その思いを汲むような声が相次いでこう上がっている。

《本当に聞いてるだけでも辛いです……。でも妹さんの存在はきっと救いだったことでしょうね。もちろん長女ちゃんへの想いも悲しみも生涯消えないことでしょうけど、それでも元気に成長してくれる次女ちゃん。きっとお姉ちゃんの分まで幸せに元気に生きてくれますよ》
《自分も2歳の娘がいるから想像したら辛くて涙が出てきた。ほんとによく立ち直られましたね》
《たまらんね。子供は何歳でも可愛いのは当たり前なんだけど2歳前後って本当に可愛くて。この子が死んだら私も死ぬくらいに本当に可愛くて愛おしいんだよね。辛すぎるよ》
《今は幸せ。板尾さん、素晴らしいです。長女ちゃんもお空から喜んでるいると思います》

『婦人公論』’13年4月22日号で、板尾は英美さんを亡くした当時を回想し、《英美は、原因不明の突然死で、避けられなかった、誰のせいでもないと言われました。けれど、誰のせいでもないからこそ、得体の知れぬ邪悪なものからわが子を守れなかった自分を責めてしまう》と話している。

また本誌’15年4月14日号では、次女が誕生したことに触れ、《正直言って、長女を亡くして、また子供をつくって、その子を長女の代わりにかわいがるというのはどうなのか……と思うところはありました》との葛藤も明かしている。

そんな板尾が語った「幸せですね、今は」という言葉。それは天国の英美さんにも届いているはずだ。