【採点寸評|横浜FC】今季のベストゲーム。岩武、井上、山下が「7」。MOMは...[J1第22節 横浜FC 2−0 神戸]
Jリーグは8月6日、J1第22節の7試合を各地で開催。ニッパツ三ツ沢球技場では横浜FC対ヴィッセル神戸が行なわれ、2−0で前者が勝利した。
【PHOTO】横浜FCの出場15選手&監督の採点・寸評。和田は玄人好みのプレーを披露。途中から1トップに入った伊藤は熟練のポストプレー
序盤は神戸が優勢だったが、先にスコアボードを動かしたのは横浜FC。23分、井上潮音が思い切りの良いミドルシュートをゴールに突き刺す。
後半に入り、横浜FCは神戸の反撃を粘り強い守備ではね返しながら、65分に追加点を挙げる。自陣からのロングバスに反応した山下諒也が、自慢の快足で敵DFの背後を取り、GKの股を射抜くショットでネットを揺らす。
▼横浜FCのチーム採点「7」
相手が神戸だったという点も踏まえれば、今季のベストゲームだったと言っても決して過言ではないだろう。それぐらい完璧な内容だった。
横浜FCにとって、この試合で大きなポイントとなったのは、武藤嘉紀、大迫勇也の強力FW陣をいかに抑えるか、だった。実際、神戸は立ち上がり、どんどん大迫にボールを入れ、そこを起点に佐々木大樹や武藤が前に絡んでくるパワープレーで横浜のDF陣を揺さぶってきた。
最初の15分ほどは手を焼いたが、時間とともに相手の攻撃に慣れてくると、我慢強い守備で何とか持ち堪え、カウンターでの反撃に備えた。
そして23分に井上が強烈な右足ミドルで先制点をもたらすと、圧巻は65分。前掛かりとなった相手に対し、岩武克弥が前線の山下に素早いフィード。鋭い速攻で追加点を決めた。
78分には、同じパターンで小川慶治朗が抜け出し、エリア内で倒されPKを獲得。これは伊藤が外したが、四方田修平監督が「出た選手が素晴らしいパフォーマンスで勝つに値するプレーをしてくれた」と語ったように、出場した全選手が与えられたタスクを忠実にこなし、まさにプラン通りの試合運びで、最高の形で勝点3を奪った。
「毎日が崖っぷち。そういう気持ちをぶつけていきたい」と四方田監督。残り12試合。この日のような試合ができれば、一時は絶望的とも思われたJ1残留は自ずと見えてくるはずだ。
取材・文●垣内一之(スポーツニッポン新聞社)
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
