画像はイメージです(写真・AC)

「朝のラジオ体操は近所迷惑なのか?」そんな議論がSNSで巻き起こっている。

 発端となったのが、家の2階と思われるところから、家のすぐ前の道路でラジオに合わせて体操する子どもらが映っている約14秒の動画で、

《夏休みの間この音 爆音で聴かなあかんのは 聞いてないwww》

 とのコメントがつけられている。この動画が拡散し、7月24日、Twitterでは「ラジオ体操」がトレンド入りする事態となっている。

 この動画に対し、SNSでは、

《俺は許容範囲内だね!一日中やっている訳で無ないし》

《短時間だし、夏休みの間だけだし、自分も小学生の頃やってたし、文句言うの?》

 という許容派と、

《音がでかい、ボリュームを下げろ!いかにもいい事していると思って少し横柄!音を下げてもラジオ体操はできる!》

ラジオ体操って早朝だから近所の人は迷惑》

 というNG派で、意見が真っ二つに分かれている。

 ほかにも、

《朝10分とかからない小学生のラジオ体操に近所迷惑なんて日本人何でそんなな不寛容になった》

《今では夏の風物詩の朝のラジオ体操も近所迷惑になるのか‥団体行動と言う概念はもう無いな》

ラジオ体操は夏の風物詩なんかじゃねえし、騒音出す免罪符にはならない》

《令和の時代にラジオ体操無くていいよ》

 など、意見はさまざまだ。また

ラジオ体操、うちの方はないんだよね。昔はあったのにいつのまにかなくなった》

《最近、ラジオ体操1週間だけとかなんだよね。親がめんどくさいから……》

ラジオ体操うちの地域3日だけ!!今の時代みんな忙しいもんな》

 という声もある。

「2016年に『ベネッセ』がおこなった調査では、夏休み期間中、ラジオ体操に参加する子どもは、全国平均で55.8%。そのうちの約7割が、1週間2週間という短い期間のみの参加という結果でした。

 ラジオ体操がおこなわれなくなった理由として『場所の確保が難しい』『少子化』『子ども会に入っていない』などの社会的な変化があげられています。また、世話をする保護者の負担が大きいことも、実施日数の減少理由のようです。

 コロナ禍のあいだ、ラジオ体操はほとんどのところで中止となり、そのままなくなってしまった地域も少なくないようです。ラジオ体操に参加する子どもは、さらに減っているはずです」(週刊誌記者)

 NPO法人全国ラジオ体操連盟は、ホームぺージで《朝のラジオ体操会での音量にご配慮ください》として、

《会場周辺にお住まいの方との無用の摩擦を生じさせないよう、ラジオ等の音量についてはご配慮いただきますようよろしくお願いいたします》

 と注意を呼び掛けている。