60代からの心地いい暮らしのヒント。ここではYouTubeチャンネル「60歳からの幸せライフ」が人気のライフさんに、お金を使わずに生活がぐんとよくなったことを教わりました。

0円で豊かな暮らしをするコツ。子どものおさがりや「失敗したもの」も活用

年齢とともに、居心地のいい生活がは変わります。ライフさんが居心地よく暮らすために還暦になってから取り入れたコツは、「0円」でできるものも。詳しく紹介します。

【写真】ラジオ体操をするライフさん。体が軽やかに

●1:1人用の小さな炊飯器が、夫婦暮らしにぴったり

ライフさんのおうちは2人の子どもが巣立ち、夫婦2人暮らしです。
ひとり暮らしをしていた息子さんが、結婚を機に小さな家電を手放すことになりました。
ふと息子さんが使っていた3合炊きの炊飯器をライフさんが使ってみたところ、今の暮らしにぴったりだったそうです。

それまでライフさん夫婦が使用していた5合炊きの炊飯器に対して、3合炊きの炊飯器の重量は軽め。年々重いものが苦手になってきていたライフさんにちょうどよいサイズでした。
「しかも構造がシンプルなので、洗うときも内フタと内がまを洗うだけ。毎食後の洗い物も、とてもラクになりました」とライフさん。

ほかにも、お子さんのおさがりとして小型の掃除ロボットやホットサンドメーカーもよく使用しているのだとか。意外にもひとり暮らし用の家電は、家族が減った2人暮らしでも活躍します。

●2:手放す前に用途を考えれば、ものは増えない

本来の使用用途と、違う使い方をするのが上手なライフさん。夫婦ではなかなか出番がない特大サイズの漆器を、リモコン入れとして使用するなどアイデアが豊富です。

 ほかにも、気に入って購入したものの使いこなせなかった溶岩プレートを、現在は花ビン敷きとして利用しています。
「ものを増やしたくないため、なにか必要になったときは今あるもので代用できるものはないかと考えるようにしています」

手放す前に用途を考える、買う前に今あるものでなんとかする。

「買って失敗した」ものが別の場所で輝いたり、気にいったアイテムをより長く楽しむことにもつながりそうです。

●3:1日2回のラジオ体操で体が軽やかに

 運動不足の解消と健康のため、ラジオ体操を日課に。「覚えきっている音楽と動きだから、運動が面倒なときでも勝手に体が動きます」とライフさん。

YouTubeでラジオ体操を流しながら行います。リビングでそのままの服装でさくっと始めるため、外出や着替えの手間もありません。もちろん費用も0円。

ラジオ体操を始めてから、だんだん体が軽やかになっていくのを感じているそうです。

●4:ご近所とちょうどいい距離感でおつき合い

ライフさんはPTA役員を退いて以来、地域との関わりはすっかりなくなっていました。そこで還暦を越えてからは地域のコミュニティーに入ることに。月に数回、有志スタッフと公園など地域のお掃除をしています。

「年齢や環境とともに、人とのちょうどいい距離感は変わっていく」と感じていたライフさんにとって、地域コミュニティーは居心地のいい場所です。

掃除後には、地域の情報交換を5分ほどした後、さっと解散。お互い深入りはしないけれど、道で会ったら挨拶をする…そんな距離感がとても心地よいそうです。また近所に住んでいるため、いざというときは助けあえるので安心につながります。

ライフさんの「暮らしをよくするコツ」、ぜひまねしてみてくださいね。