三井物が軟調、商品価格の下落反映し今期最終益22%減を計画
三井物産<8031.T>が軟調。この日、23年3月期の連結決算発表とともに、24年3月期の最終利益が前期比22.2%減の8800億円となる見通しを示した。更に、中期経営計画も公表し、26年3月期の最終利益を9200億円とする目標を掲げた。23年3月期の最終利益(1兆1306億3000万円)を下回る計画となっており、業績のモメンタム鈍化を嫌気した売りに押されたようだ。
24年3月期は商品価格の下落を想定。金属資源やエネルギー、化学品などで減益を見込む。中期計画では26年3月期までの3カ年平均でROE(自己資本利益率)を12%超とする目標も設定した。また、年間150円を下限として配当維持または増配を行う累進配当を導入するとともに、3年間累計の基礎営業キャッシュ・フローの37%程度を目安に配当・自己株式取得を行う方針も示した。
23年3月期の最終利益は、これまでの予想を上回って着地した。前期の期末配当はこれまでの予想に対し5円増額の75円で決定。年間配当は140円(前の期比35円増配)となる。今期の年間配当予想は前期比10円増配の150円に設定した。
出所:MINKABU PRESS
24年3月期は商品価格の下落を想定。金属資源やエネルギー、化学品などで減益を見込む。中期計画では26年3月期までの3カ年平均でROE(自己資本利益率)を12%超とする目標も設定した。また、年間150円を下限として配当維持または増配を行う累進配当を導入するとともに、3年間累計の基礎営業キャッシュ・フローの37%程度を目安に配当・自己株式取得を行う方針も示した。
23年3月期の最終利益は、これまでの予想を上回って着地した。前期の期末配当はこれまでの予想に対し5円増額の75円で決定。年間配当は140円(前の期比35円増配)となる。今期の年間配当予想は前期比10円増配の150円に設定した。
出所:MINKABU PRESS