物価高の今、副業を始める人が増えています。ミニマリストのブロガー・本多めぐさんが40代で始めたのは「在宅占い師」。詳しく伺いました。

アラフィフでもOK!「在宅占い師」になる方法

私は文章を書く仕事をしています。4年前から、もうひとつの収入源として「在宅占い師」を始めました。
占い師は在宅でできる副業であり、好きな時間に仕事ができるため、家庭や子育てと両立しやすい選択肢です。
また、学歴や資格が必要なく、興味さえあれば始められるのもよいところ。今日は主婦の副業としておすすめの占い師について私の例をお伝えします。

【写真】参考にしている書籍。最終的に5冊に厳選

●本を読み鑑定の基礎をつくり、ワンコイン鑑定からスタート

昔から占いが好きで、10年ほど前に占術「数秘術」の講座に行きました。その後はしばらくほかの仕事をしており、占いは趣味として続けていたのですが、病気をして外出が難しくなったため、在宅でできる仕事として「在宅占い師」として再出発しました。

基礎は習っても時間が経っていたので、改めて市販の数秘術の本を20冊以上読み、自分に合ったものを見つけました。
占いを商売にするには自分が納得できる技術を身につけ、またお客さんを納得させられるだけの知識を身につける必要がありますが、独学でも十分可能と感じています。

先輩占い師に師事したり、私のように講座を受ける方法もありますが、図書館やインターネットを利用すれば、無料で多くの知識を得られますのでおすすめです。

次に、「ココナラ」というスキルを売るサイトに登録し、最初は最低価格である500円から鑑定をスタート。
価格を抑えることで多くの人が集まり、最初から集客に苦労せず、忙しいくらいの状況が続きました。
徐々に実績を積み重ね、価格を上げていくことができました。3千円程度までの価格帯では、顧客が集まりやすいと感じています。

●丁寧な対応が評判につながる

占い師として成功する秘訣は、丁寧で真摯な対応を心がけることです。実際、占いの精度よりも「早く丁寧に対応してくれる」という点でいい口コミが集まると感じます。

占い師に必要なのは、「誠意を持って毎日文章を書く力」です。文章で占いをするならなおさらですし、電話鑑定をするにしても予約のやりとりはメッセージで行うので、ひとつずつの文章の丁寧さは大事だと感じています。

私は文章で占うスタイルですが、話術が得意な方は、電話やオンラインなど対面の占いが向いています。電話はお客様とより近い関係を築くことができるメリットもあります。

お客様の気持ちを察知し、感謝の気持ちを忘れずに接することで、リピーターも増えるでしょう。信頼関係を築くことが、占い師としての評価を高め、安定した収入につながります。

●マイナーな占術でライバルに差をつける

これから占い師になろうと考えている方へのアドバイスです。私は「数秘術」というマイナーな占術を扱っているので、多くの占い師が使っている占星術やタロットよりは、ライバルが少ない場所で始められました。

なので、たとえばマヤ暦、紫微斗数、宿曜占星術などの珍しい占術がおすすめ。さらに、ほかの占術とかけ合わせたり、「子育ての悩み専門」「主婦の仕事選び専門」など、対象の方を絞ることで、お客様に見つけてもらいやすくなります。

●集客力を高める、SNSやブログでの情報発信

私自身は、最初はココナラというサービス内で実績をつくりましたが、その後はブログで発信を重ね、ブログからお客さんが訪れるようになりました。
情報発信を行い、自分の扱う占術の魅力を伝えることで、集客もできるようになります。

占いはお客さんに寄り添い、感謝される仕事です。感謝の言葉がいちばんのやる気の源です。自宅でできて歳を取ってもできますし、今後もこの職業がなくなることはないでしょう。

興味がある方は、副業の一つの形として検討してはいかがでしょうか。多少時間はかかりますが、好きなことを勉強してそれが仕事になるのは、勉強や仕事自体が楽しい時間になるのです。

お仕事探しのヒントになれば幸いです。