佐々木朗希にロッテお菓子を貰ったチェコ選手、お気に入りは「中にチョコ詰まった…」
佐々木から死球を受けたチェコ代表のエスカラが母校のインタビューでWBCを回顧
野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は日本の14年ぶり3度目の優勝で幕を閉じた。1次ラウンドで日本と対戦したチェコ代表のウィリー・エスカラ外野手は、日本で受けた声援について「とても優しかった」と振り返った。「予想していなかった」という佐々木朗希投手(ロッテ)との交流や、もらったお菓子の行方についても母校マイアミ大のインタビューで言及している。
キューバ人の父とチェコ人の母の間に生まれた22歳のエスカラは、昨季までNCAA(全米大学体育協会)1部に所属する米オハイオ州のマイアミ大でプレー。同大公式メディアは「『信じられない経験だった』エスカラがWBCでチェコを代表する」と題するインタビュー記事を掲載した。
3月11日の日本戦では、先発の佐々木が投じた162キロの速球が左膝に当たり死球に。痛みでしばらくうずくまったが、立ち上がって一塁に向かい、軽くダッシュして無事をアピールした。そのまま試合に出場し続けると観客席からは割れんばかりの拍手が沸き起こった。エスカラは当時を回顧する。
「コーチは普段ああいうことが起こると交代させたがるものです。私はまだ試合に出られるぞと彼らに示したかった。ファンから受けた声援は、特にただ立ち上がっただけで受けたものは素敵なものでした。あんなことは経験がありません」
さらに次の回に左翼の守備に就くときにはスタンドのファンから心配されたそうで、「ファンがみんな手を振って大丈夫かと聞いてくれました。とても優しかったです」と日本のファンから受けた温かい対応を感慨深げに振り返った。
佐々木からのお詫びのお菓子で特に気に入っているのは…
後日、佐々木が自らロッテのお菓子を持参してお詫びしたことも話題に。同記事でも「エスカラとササキの間のスポーツマンシップとリスペクトは、ESPN、USAトゥデイ、MLB公式、ブリーチャー・レポートなどで一番の話題となった」と米国の各メディアも大きく取り上げたことに言及した。
エスカラは「そんなことは予想していませんでした。明らかに悪意はありませんでした。彼はわざと当てたのではありません。ただ投げミスしただけ……死球はいつも起こりえるものです。しかし、それは彼の人格と日本の一般的な文化を示すことになりました」と佐々木の行動に感銘を受けたことを回想した。
もらったお菓子については「まだ袋半分ぐらい残っています。たくさんのチームメートに渡したし、家族にもあげているんです」「どれも本当に美味しかったです!」と笑ったエスカラ。特に気に入っているのは「チョコで覆われ、中にもチョコが詰まったプレッツェル棒」。ミント味や柑橘味のガムもお気に入りだそうで、ずっと噛んでいるという。
数か月前にはフロリダ州でホテルのゲストサービスエージェントと人工芝を取り付ける仕事を掛け持ちしていたエスカラはWBCで一躍時の人に。米国の友人からは「オー、君は今や有名人だね」などとからかう連絡が相次いでいるそうだ。
(THE ANSWER編集部)
