賃上げ求め900人集う「2023年春闘総決起集会」 宇都宮市内で3年ぶりのデモ行進も
栃木県内企業の労働組合などで作る連合栃木は25日、宇都宮市内で春闘の総決起集会を開き、賃上げを求めてデモ行進を行いました。
労働組合と企業の経営側が賃金などを巡って交渉するいわゆる春闘の総決起集会には、自動車や電機産業などの労働組合の組合員、およそ900人が参加しました。
連合栃木は春闘に向け、賃金水準の底上げと定期昇給を要求する目安を、合わせて1万3千500円以上とする方針を示しています。また、労働者と雇用側で個別に交渉と協定の締結をする企業内最低賃金については、去年(2022年)と同様の時給1千150円以上を目指すとしています。
集会では、所得の増加による消費拡大を通じて経済の好循環を目指す訴えの案が採択され、最後にガンバロー三唱で“春闘”の勝利に向けて結束を強めました。
参加者たちはこの後、会場である県総合文化センターからバンバ広場までのおよそ500メートルの道のりをデモ行進しました。
労働組合と企業の交渉は来月(3月)半ばの集中回答日に向けて今後山場を迎えます。