通学路や放課後の遊び場などで、不審者に声を掛けられた時にどのような対応をすればよいかを学んでもらう、防犯教室が24日、塩谷町の小学校で開かれました。

この防犯教室は、矢板警察署が大宮小学校の全校児童およそ130人を対象に開いたものです。初めに警察官が「しつこく話しかける」や「後をついてくる」など不審者を見分ける5つのポイントを説明しました。

続いて、警察官が不審者役になり、1年生から6年生までの各学年の代表者が声を掛けられたときの対応の仕方に挑戦しました。6年生の児童は携帯電話で実際に110番に電話をかけ、不審者の特徴などを通報する訓練を体験をしました。

その後、全校児童が校庭で、不審者が現れた時に声を出して助けを求めながら逃げることを学ぶため、「鬼ごっこ」をしました。子どもたちは不審者役の警察官につかまりそうになると「助けて」と大声を出し、防犯ブザーを鳴らしながら走って逃げ、楽しみながら、不審者への対応を学びました。