存続求める保護者が街頭で呼びかけ 特別支援学校寄宿舎問題
那須町と栃木市にある特別支援学校の寄宿舎の廃止を巡り、存続を求める保護者らの団体が22日の朝、宇都宮市の県庁前で街頭活動を行い、通勤する人たちに協力を呼びかけました。
街頭での呼びかけは、「那須特別支援学校寄宿舎存続を求める会」が行い、朝7時半ごろから、県庁前でチラシを配りました。
県内2つの特別支援学校の生徒が親元を離れて共同生活を送る寄宿舎の廃止を巡っては、施設の老朽化と利用者の減少を理由に県教育委員会が当初、今年度末で廃止する方針でしたが、保護者らへの説明が不十分だったとして延期が決まりました。その後、県教育委員会は1月13日に、両校の保護者あてに来年度(令和5年度)の入舎を募集する通知を送り、少なくとも1年間は、存続することになっています。
これまで、存続を求める一部の保護者らは県教育委員会に対し、公の場での説明会の開催を要望していますが、2022年5月以降、開催されていません。
団体は引き続き、年度内の説明会の開催を求めていくということです。