2050年のカーボンニュートラル実現を目指す宇都宮市は21日、脱炭素化に取り組む市内の事業者や学識経験者らで組織する協議会を設立しました。

 21日に設立されたのは、エネルギー事業者と交通事業者、学識経験者、それに行政関係の産学官14人の委員で組織する、「うつのみやゼロカーボン推進協議会」です。この推進協議会は民間事業者などの知見や技術を活用して脱炭素の取り組みを効果的、効率的に推進することが目的です。

 ライトキューブ宇都宮で開かれた第1回の会議では、佐藤栄一市長が「カーボンニュートラルへ向け全市的にどれだけ浸透させられるかが大きな課題」とあいさつしました。続いて座長に早稲田大学理工学術院の林泰弘教授を選出した後、宇都宮市のカーボンニュートラルの取り組みの説明や実務者レベルの部会設置などを協議しました。

 協議会は今後宇都宮市の脱炭素化に向けた方向性や課題、新たな取り組みなどについて検討することになっています。