宇都宮市出身で水泳の飛び込み競技で東京オリンピックでも活躍した榎本遼香選手が、宇都宮市に本社を置く自動車販売会社の栃木トヨタと所属契約を結び、21日に会見が開かれました。

 宇都宮市出身で水泳の飛び込み競技の榎本遼香選手と来年度から所属契約を結んだのは、宇都宮市に本社を置く自動車ディーラーの栃木トヨタ自動車です。

 1996年生まれで26歳の榎本選手は作新学院高校を卒業、現在は筑波大学大学院の博士課程に在籍しながら競技を続けています。東京オリンピックに出場した榎本選手は去年、「いちご一会とちぎ国体」で県民の前で演技を披露し表彰台に立ちました。

 国体を最後に引退を考えていたといいますが、県民からの声援を受けてこれからも地元に恩返しをしたいと思い、選手として競技の継続を決意したといいます。

 栃木トヨタ自動車によりますと、スポーツ選手と所属契約を結ぶのは今回が初めてで、2024年のパリオリンピックの出場、そしてメダル獲得に向け支援をするということです。また、競技のオフシーズンには講演会やイベントなどを通じて、県民との交流も深めていくとしています。