沼津〜修善寺直結へ「静浦バイパス」部分開通へ 漁港まるごとトンネルで短絡
伊豆の「西の付け根」の狭い区間がバイパスされます。
漁港の狭い国道を東側へバイパス
静浦1号トンネル(仮)の完成イメージ(画像:静岡県)。
静岡県は2023年2月7日(火)、沼津市内で整備中の国道414号バイパス「静浦バイパス」について、沼津市街から大平地区までの2.5km区間が開通すると発表しました。開通日時は3月27日15時です。
静浦バイパスは、沼津市街から南へ突き出た漁港の静浦地区を東側にバイパスし、伊豆中央道の長岡北ICへ到達する計画。今回は第1期工区が開通となり、その先はこれから整備着手となる予定です。
今回開通する工区は、御用邸記念公園の手前で東へ分岐し、志下山を長さ1177mのトンネルで貫き、東海バスの車庫のある大平地区へ抜けたところまで。そのまま東進すると国道136号「道の駅 伊豆ゲートウェイ函南」があり、伊豆中央道へつながります。
総延長約7kmの静浦バイパスが全通すれば、下香貫など複数の主要渋滞地点の混雑が解消され、実質的に生活道路である現道の安全も確保されることが期待されます。