世界に一つだけのオーナメントを作ろう

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 12月に入ると一気に年末モード。クリスマスの飾りを出す家庭も多いはず。今年はいつもの飾りに一工夫加えて、家族の思い出を残してみてはどうだろう。今回は100均の道具と子どもの手型、足型を使ってオーナメントを作ってみた。世界に一つだけの飾りが1000円以下で簡単にできてしまうのだ。

 材料は、型を取る粘土と抜型、デコレーションをするマニキュアとグリッター、型をつるすためのモール。全てダイソーで購入した。マニキュアのみ220円だったため、合計880円。デコレーションなどは好みの色を選んでほしい。今回は子どもの手足を借りるが、ペットの手足をかたどってもかわいい作品が作れる。

 粘土は何種類かあったが、軽くて型が取りやすそうな「ふわっと軽いねんど」を購入。ほかの粘土に比べてかなり軽く扱いやすい。今回は白を購入したが赤や黄色、青も販売しており、混ぜればピンクや水色になるそうだ。

 早速、粘土を使って土台を作っていく。子どもの手と足に合わせて分量を調整。ここで0歳8カ月の我が子に登場してもらう。足が約10cm、手が約8cm。手足両方で1袋の粘土を使い切るくらいの分量だった。ある程度形を作ったら、上から手で叩きつけると表面が平らになり形が整う。

 いよいよ型取り。足と手を借りてぽんっと済ますつもりが、まだ粘土遊びの楽しさなどが理解できない0歳児の協力を得るのは難しく、バタバタと手足を動かすため、なかなか苦戦。しかし、失敗しても練り直せるのがいいところ。何度かチャレンジをしていい感じの型を取ることができた。もう少し成長すれば材料の購入時から子どもと一緒に楽しむことができるだろう。また、ペットの手足型はさらに小さくてかわいくなりそうだ。

 型を取り終わったら、全体の形を整えていく。実は最初、型を取る前にきれいにしていたのだが、手足を押し付ける際に崩れてしまったので、後からがおすすめ。そして、ここにきて問題発生。なんと準備した丸い抜型に手足の型が収まらないのだ。このくらいの大きさかなと想像して購入したものの、予想外のサイズに仕上がってしまった。おそるべき我が子の成長。仕方がないので、形を整えるのに使用することにした。最後に、モールを通す穴を開けたら型は完成。型は、ぜひ購入前に採寸することをおすすめする。

 2、3日置いて乾燥させてから色ぬりを行う。乾燥後も比較的柔らかく、完全に固まるわけではないので扱いには注意だ。粘土の色は真っ白なまま。きれいに型が残ってくれた。

 マニキュアとグリッターでデコレーションをすれば完成。今回は子どもがいないときに作業を行ったが、子どもと一緒に作る際は換気を十分にするなど、取り扱いには注意すべきだ。子ども用のマニキュアやぺンキ、油性ペンでも代用できるだろう。固まる前に小物を埋め込んだり、文字を書いたり、バリエーションはさまざま。好みのデザインに仕上げる楽しさも味わってほしい。

 乾かす時間を除けば、1時間もかからず作ることができた。簡単に楽しく、ほかにはないオーナメントが完成。来年までとっておくと子どもの成長を実感できるはずだ。今年のクリスマスは思い出に残る手作りの作品を残してみてはどうだろうか。(エフェクト・霜越緑)