三浦しをん 新作長編 Audible書き下ろし『墨のゆらめき』配信開始 書籍発売前に配信するオーディオファーストプロジェクト第3弾
『墨のゆらめき』は、オーディオブックとして音声で配信した後、書籍として出版される「オーディオファースト作品」として、直木賞作家・三浦しをんさんが描き下ろした完全新作だ。なお、同作は新潮社との共同プロジェクトで、2023年に書籍の発売が予定されている。
●オーディオファースト作品について
“オーディオファースト”とは、「音声の可能性への挑戦」をコンセプトにした出版社との新しい取り組みだ。オーディブルのために書き下ろされたオリジナル作品を、オーディオブックとして先行配信した後、書籍として出版する。メディアの枠を超えて作品に触れる機会を創出することで、出版業界を盛り上げていくことを目指しており、2021年に川上未映子さん著『春のこわいもの』、2022年10月に村田沙耶香さんをはじめとするアジアの若手作家9名による短編小説集『絶縁』を配信。今後、相場英雄さん、西尾維新さん、汐見夏衛さんの作品制作が決定している。
●『墨のゆらめき』について
同作品は、几帳面なホテルマンと大雑把で快活な書家、まるでちがう性格の男2人が出会い、ふとしたきっかけで手紙の“代筆”をすることになる--。くすっと笑えて、じわりと来る人間ドラマとなっている。
●作品詳細

著者三浦しをんナレーター櫻井孝宏さんあらすじ小さなホテルに勤める続力(つづき・ちから)は、顧客の「お別れの会」の案内状の宛名書きを依頼するため、町で書道教室を営む遠田薫(とおだ・かおる)のもとを訪れる。遠田はなにやら過去のありそうな男だが、さまざまな筆跡を自在に書きこなす腕前の持ち主だった。続が文面を考え、遠田がそれを書き記す形で、二人は協力して手紙の代筆業をはじめることになるのだが――。
著者の三浦しをんさんからのコメントは以下の通りだ。
三浦しをんさん
朗読にふさわしい題材はなにかなと考えて、「文字」を選びました。「文字」は、(点字などを除いて)基本的には目で見て認識するものです。視覚情報である「文字」についてのストーリーを、音声のみで表現してもらったら、おもしろいんじゃないかなと思いました。目論見がうまくいったかどうかはわかりませんが、個人的には、音声を通して情景が浮かんできたり、思わずくすっと笑ってしまったりと、自分が書いた文章だということを忘れて聞き入りました。みなさまにもお楽しみいただけましたら幸いです。
同作品URL::
https://www.audible.co.jp/pd/B08XZ3S8RK
