本田圭佑、なぜカンボジアで「0円監督」を続けるか…批判の声に答える

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現在カンボジア代表チームでジェネラルマネージャーを務め、実質的な監督の役割を果たしている本田圭佑

その指導者としてのキャリアも4年目を迎えており、最大の目標となるのは2023年にカンボジアで行われるSEAゲームズ(東南アジア競技大会)でのメダル獲得である。

本田はカンボジアサッカー協会から給与を受け取っておらず、ほぼボランティアのような状態で仕事を引き受けているという。

ただ、その中でチームは劇的に変化を遂げている一方で成績は7勝4分け19敗と低迷し、招集した選手も63人と非常に多い。「テストのためにカンボジアが利用されているのでは?」という批判もあるという。

また先日本田は膝の手術を受けて長期的なリハビリが必要になっており、カンボジアでの仕事がどうなるのか心配されている。

『thmeythmey』によれば、26日にカンボジア・プレミアリーグのオフィスで行われた記者会見で本田圭佑は以下のように答えていたとのこと。

本田圭佑

「カンボジアサッカーの将来を気にかけていることが、私がここにいる理由だ。

自分の仕事や役割について話しているのではない。来年ここを離れなければならないとしても、カンボジアは同じ形とビジョンを持ち続けるべきだ。

代表チームを助けられる才能を持つ選手を探している。カンボジアは成長しているが、まだ強いとはいえない。自信を持てず、最高の選手もいない。したがって多くの選手をテストしている。

これまで見つけられなかった新しい才能を見出す機会を提供しているんだ。私が選手の長所も短所も知っている。

選手が成長するためには、技術、フィジカル、メンタル、そしてトリックの4つのポイントが必要だ。そして発展についても長期の計画なのか短期の計画なのかを考える必要がある。若手は成長が早いので、彼らを育成しなければいけない」

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カンボジアのサッカーの成長に対して目を向けているという本田圭佑。選手の発展を導くために活動を行っていると語っていたよう。その取り組みの結果はSEAゲームズで出てくるはずだ。