岡田健史は水上恒司に改名

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 昨年5月に所属事務所との契約をめぐって裁判トラブルになっていたことが報じられた岡田健史(23)。同年8月には契約解除の仮処分を求めた件について、公式サイトで和解が成立したことを発表していたが、9月1日に事務所を退所したことを報告した。今後は本名の『水上恒司(みずかみ・こうし)』で活動していくのだという。現在は新しいインスタグラムとツイッターのアカウントが開設されている。

【写真】岡田健史、ファンが求めていない“衝撃のヒゲ面”姿

 そもそも岡田が契約解除を求めた背景には、所属事務所『スウィートパワー』(岡田は系列の『スパイスパワー』所属)の岡田直弓社長のパワハラにより、多くのスタッフが事務所を去ったためだといわれている。

「岡田社長はその確かな審美眼で内山理名さんや堀北真希さんなど逸材を続々と発掘、育成してきました。事務所を立ち上げて間もないころは“起用してもらえるまで帰りません”とテレビ局や雑誌社に内山さんを根気よく売り込んでいたのは有名な話です。

 部下にも同じような熱意を求めているのでしょうが、今の時代だとパワハラやモラハラと捉えられても仕方ないでしょう。ただ、ここ数年でスタッフの入れ替わりが激しくなっているのは気になるところですね」(広告代理店関係者)

 事務所とトラブルを起こして以降、岡田の仕事はめっきり減った。

事務所と飛び出し一人暮らしをはじめて

「トラブルが起きた年の10月に公開された映画『そして、バトンは渡された』にもメインキャストで出演しているにもかかわらず、取材や公開イベントにはいっさい登場なかったんです。あれほどの売れっ子だったにも関わらず今年も5月に公開された『死刑にいたる病』への出演以外に目立った仕事はありませんでした」(スポーツ紙記者)

 マネージャーのブログがストップし、出演作の告知さえも行われなかったという。ある種の“干され”状態にあったともいえよう。この期間、岡田はどう過ごしていたのか。

「トラブル以降、彼は事務所の寮を飛び出してひとり暮らしを始めました。インスタのストーリーでは、自炊した料理や趣味で描いた油絵やペン画の写真を公開するなどしていました」(前出・テレビ誌編集者)

 そんななか、驚きの更新も。昨年末には爽やかなイメージとかけ離れた“ヒゲ面”をインスタのストーリーズに投稿。そこには《先日、初めて職質を受けました》との文言が添えられていた。むろんファンの間では動揺の声が広がっていた。

「“ヒゲの岡田健史くんだけはちょっと求めてなかった…”との声がネットで広がりました。また、今年の5月の『死刑にいたる病』のイベントでもヒゲにロン毛を束ねたワイルドスタイルで登場。すこし顔がふっくらしていることもファンから指摘が飛んでいましたね」(ウェブメディア編集者)

 アイドルフェイスで人気を博した彼は一体どのような意図でこのような“無骨スタイル”を選び取ったのか。

「もともと彼は幼いころから野球一筋で、甲子園を目指ほどの生粋の球児でした。高校時代から美形で有名でしたが、本人はそのビジュアルでアイドル扱いされることにあまり好意的でなかった。憧れの俳優は山田孝之さん、菅田将暉さんら。ヒゲにしたりロン毛にしたりは、ビジュアルがコロコロ変わる“カメレオン俳優”の側面を持つ彼らを意識した部分もあるのでは? 

 仕事がなかったタイミングでは家族や友人たちとのんびり過ごす時間も多かったと聞きます。ヒゲ面だったからといって決してやさぐれた訳ではなく至って元気。アクション映画に出たいという彼の夢がいつか叶えばいいのですが」(芸能プロ関係者)

芸名が変わった理由

 そんな彼の今後の夢は叶うのか──。昨年11月に同じ事務所を退所した高杉真宙は事務所を退所したあとも仕事が減らず、“同じ芸名”で活動できているが一方の岡田は本名の水上恒司に。退所したタレントの芸名が変わるというのは芸能界あるあるだが、これはやはり裁判沙汰にまで発展したトラブルの余波なのだろうか……。

「いえ、芸名の変更に関しては、むしろ彼の意向なんですよ。岡田健史の岡田は事務所の社長の名字からとられたものなんです。それだけ彼が期待されていたということですが、彼は新天地で俳優をするにあたってその名前を変えたがりました。本当に真っ直ぐで不器用な男ですよ」(別の芸能プロ関係者)

 早く水上恒司の活躍が見たいものだ。