“1億ユーロ”はさすがに高すぎる? 昨季オランダで8ゴールだったFWアントニーは本物か
![マンUが狙っているとされるアントニー photo/Getty Images](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/8/8/88709_1638_656bd550_a8449f8a-m.jpg)
現在マンチェスター・ユナイテッドが獲得へ動いているとされるのが、アヤックスでプレイするブラジル代表FWアントニーだ。一部ではアヤックス側が1億ユーロ近い移籍金を求めているとされるが、果たしてアントニーはそれだけの価値に見合う選手なのか。
現マンU指揮官エリック・テン・ハーグは昨季までアヤックスを指揮しており、当然アントニーの特長は頭に入っている。今夏のマンUが意識的にアヤックスのタレントを狙ってきたのは確かで、最終ラインにはアヤックスからリサンドロ・マルティネスを迎えた。それに続くターゲットが右ウイングを主戦場とするアントニーというわけだ。
また近年は1億ユーロ級の移籍金額で動いた選手が期待に応えられないケースも目につく。22歳と若く、5大リーグ未経験のアントニーに1億ユーロはプレッシャーが大きすぎるかもしれない。
マンUは先日リヴァプールを2-1で撃破したが、このゲームでは右にジェイドン・サンチョ、左にアンソニー・エランガ、センターにマーカス・ラッシュフォードが入っていた。アントニーが加入する場合は右ウイングに入るのだろうが、その場合はサンチョを左に回すのか。英『Football365』は右サイドのサンチョも良いと評価しており、ここは悩ましい。
ラッシュフォードも左のウイングに入れる選手で、仮にクリスティアーノ・ロナウドがチームを離れるならばセンターフォワードを優先的に補強すべきではないか。ここはアントニー・マルシャルもいるが、純粋なセンターフォワードは不足している。
テン・ハーグのカラーを強める意味でアントニー獲得に動くのも1つの手ではあるが、それだけ高額な資金を用意して補強すべきポイントなのか。すでにブラジル代表に選出されている逸材なのは確かだが、移籍金に関しては意見が分かれるだろう。