ゴールを祝うニースの選手たち photo/Getty Images

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フランスのリーグ・アンでは王者パリ・サンジェルマン、南野拓実の移籍したモナコが注目を集めているが、今夏の市場でラストスパートをかけようとしているもう一つのクラブにも注目したい。

現在マンチェスター・ユナイテッドを離れたFWエディンソン・カバーニ、さらにアーセナルで出番を失うFWニコラ・ペペをレンタルで獲得する案を検討しているとされるのがOGCニースだ。

今夏のニースは大金を投じる補強には動いていないが、ユヴェントスを離れたMFアーロン・ラムジー、さらにレスター・シティから35歳のベテランGKカスパー・シュマイケルを獲得。2人はすでに主力となっており、なかなか市場で興味深い動きを見せている。ここにカバーニ、ペペまで加われば面白いチームが出来上がる。

まずGKはシュマイケルで問題ない。センターバックにはベテランの元ブラジル代表DFダンテが君臨し、相棒にはバルセロナにも在籍していた22歳のDFジーン・クレア・トディボが入っている。また、今夏にはエンポリからU-21イタリア代表のDFマッティア・ヴィーティを1300万ユーロで引き抜いている。

左サイドバックにはU-21フランス代表のメルビン・バード、右にはスイス代表のジョルダン・ロトンバ、アルジェリア代表の攻撃的なユーセフ・アタルもいる。

ボランチには昨夏加入したマリオ・レミナ、フランス注目の21歳MFケフレン・テュラム、以前マンチェスター・ユナイテッドでもプレイしていたモルガン・シュナイデルランもいる。ここにラムジーを投入することも可能だ。

右ウイングには昨夏1500万ユーロでオランダのAZから獲得したカルヴィン・ステングスがいるが、アーセナルからペペを加えるなら層は厚くなる。左にはフランスA代表にも入れるであろうアミーヌ・グイリがいる。

そしてセンターフォワードにカバーニだ。トップ下にラムジーを配置することもでき、若手とベテランの融合した魅力的な組み合わせではある。この陣容が完成すれば上位進出も狙えるはずで、ニースのラストスパートが成功するか楽しみだ。