今夏レンタル移籍のGKヘンダーソン、マンUの扱いに不満「激怒した」

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 今夏ノッティンガム・フォレストへとレンタル移籍したイングランド代表GKディーン・ヘンダーソンが、マンチェスター・Uへの不満を口にした。2日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

 現在25歳のD・ヘンダーソンは、2011年に14歳でマンチェスター・Uの下部組織に入団。下部クラブへの期限付き移籍を繰り返し、2018年夏から2年間レンタル移籍したシェフィールド・Uで評価を高めた。

 2020−21シーズンにマンチェスター・Uへと復帰すると、同シーズンは公式戦21試合に出場。しかし、21−22シーズンはスペイン代表GKダビド・デ・ヘアの復調でD・ヘンダーソンの出場機会は激減し、公式戦出場は3試合にとどまり、今夏にノッティンガム・フォレストへと2022−23シーズン終了までとなるレンタル移籍で加入した。

 昨シーズンについて聞かれたD・ヘンダーソンは同『talkSPORT』で「正直なところ、僕のキャリアの中でおそらく最も過酷な12カ月だった」と振り返り、マンチェスター・Uへの不満を語った。

「とてもイライラした。なぜなら、昨年夏には良いローンの話がたくさんあったが、彼らは僕を手放さず、それらをすべて断ったからね」

「EUROを終えて話したことは『君はここにナンバーワンとして戻ってくる』ということだった。新型コロナに感染して戻ってきたら、ナンバーワンであり続けるはずだった。それなのに、その後彼らは僕に言ったことを誰もフォローしなかった」

「12カ月も座っていることは僕の年齢では本当に犯罪のようなものだ。僕は激怒していた。上層部にはサッカーをプレーする必要があるので僕の退団を認めてほしいと話した。新監督(エリック・テン・ハフ監督)が来る前から出ていくつもりだったので、彼とは何も話をしていない」

 そして、24シーズンぶりのプレミアリーグ復帰を果たしたノッティンガム・フォレストの一員として6日に行われる開幕節のニューカッスル戦に臨むD・ヘンダーソンは「日々、ピッチの内外で懸命に努力して改善をしてきた。今は、ノッティンガム・フォレストでのシーズンを楽しみにしているよ」と意気込みを語った。