日本共産党ツイッターより

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ニュース番組「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)は2022年7月25日、日本共産党世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関係を巡り誤解を招く内容を紹介したとして、番組内で訂正した。

22日の放送では、野党の旧統一教会への追及について出演者が「パフォーマンスっぽい」と発言する一幕があった。共産党は事実無根だとして、謝罪を求めて抗議していた。

共産党「公党の名誉を毀損する」

発言は、元TBSアナウンサーの吉川美代子氏から飛び出した。

野党による旧統一教会の問題追及チームについて「共産党などのコメントを見ていますと(中略)世間の注目が集まっているこの時に急に言い出すというのはちょっと一部パフォーマンスっぽい」と指摘した。司会者から、追及は政争の具にせず超党派で進めるべきではないかと問われての発言だった。

共産党は23日、抗議声明を発表した。旧統一協会による霊感商法や高額献金、マインドコントロールなどの問題は1970年代以降、機関紙「しんぶん赤旗」や出版物、国会質問で何度も訴えており、「吉川氏の発言は、日本共産党が40年以上も前から、旧統一協会による数々の問題を追及するとともに、一貫して被害者救済に尽力してきた事実に全く反し、公党の名誉を毀損する誹謗中傷であり、コメンテーターとしての資格が根本から問われるものである」と反論。

制作した読売テレビには「このような発言に疑問を呈することもなく放送を終了し、『事実に基づく報道』という放送局としては最低の基準さえ顧みない内容となったことに厳しく抗議する。番組内で、公党にたいする事実に反する誹謗中傷が拡散していることへの厳重な謝罪と、すみやかな訂正がおこなわれるよう強く求める」と要求した。

アナウンサーが訂正

抗議を受け、ミヤネ屋の25日の放送では、アナウンサーが「(22日の放送で)共産党が旧統一教会の問題についてこれまで取り上げていないと捉えられるような内容がありましたが、実際には共産党は1970年代以降、旧統一教会の被害の実態について国会で取り上げてきた事実があります」と事実上の訂正をした。

吉川氏の発言を「吉川美代子氏 共産党の旧統一教会追及は『パフォーマンス』」と報じたデイリースポーツも26日までに削除し、「共産党のこれまでの行動実績などが不足していた」と説明している。

吉川氏はインスタグラムで「コメント最後に『被害者がいる現実をきちんととりあげてほしい』と言ったことが一番伝えたいことです」などと釈明している。番組で吉川氏は「パフォーマンス」発言ののち、「本当に必要なのは、実際に被害者がいて、食べるものもなくなるくらいお金を出してしまった人もいる。そういうことをきちんと取り上げてほしい」と要望していた。