『第43回 松尾芸能賞』の大賞を受賞した、野村萬斎

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狂言師の野村萬斎が、30日の都内で行われた『第43回 松尾芸能賞』で大賞を受賞。贈呈式のあと、囲み取材にも応じた。

野村の贈賞理由として「狂言を軸として各ジャンルにまたがる幅広い業績は他に例がなく素晴らしい。大賞に相応しいものと認める」との紹介があった。

そんな活躍を見せる野村が、さらに他ジャンルでコラボしたい相手、想像を膨らませた。「以前、フィギュアスケートの羽生結弦選手へインタビューをしたり、対談の機会もございました。今、ひらめいたのは、アスリートの皆さんとコラボしたら、どうな風になるんだろうと考えました」と話し始め、その他にも「古武術、古武道の先生方が思い浮かびます。新たな勉強になるはずです」と語り、ジャンルを越えての作品づくり、可能性を探っていた。

『松尾芸能賞』は、日本の文化・芸能の保存・向上に寄与した芸能出演者や演出・音楽・劇場芸能に高い技術を持つ方々を、毎年表彰している。

その他の受賞者として、優秀賞が4名…菊原光治、春風亭小朝、シルビア・グラブ、尾上菊之丞。特別賞を伊東四朗、功労賞を坂東竹三郎、新人賞を坂東巳之助らが受賞していた。

▼ 『第43回 松尾芸能賞』の大賞を受賞した、野村萬斎


▼ 『第43回 松尾芸能賞』の大賞を受賞した、野村萬斎


▼ 優秀賞の春風亭小朝


▼ 優秀賞のシルビア・グラブ


▼ 新人賞の坂東巳之助