50代の「焼くだけ」食卓。サボりつつ家族に喜ばれる4つの工夫
主婦業のかたわらカウンセラー、エッセイストとしても活動する若松美穂さんが、楽しく、豊かに暮らすためのさまざまな工夫をつづります。今回は、普段から好評な「焼くだけ」メニューについて。
焼くだけでもおいしい!4つの工夫とは
私はキッチンに立っている時間が短い人です。オーブンや魚焼き器、炊飯器やコンロのタイマーなどにお任せして、その間にほかの作業をするから…というのもありますが、「素材をそのまま生かす」いう名の手間いらず「サボり」料理も多いからかもしれません。
下味をつけて待つ・置いておくよりは、“もう、焼いちゃえ!”みたいな。でも、家族はそれも好きみたい。
家族皆、おいしいものは外でいただいているので、家はシンプル料理でも喜ばれます。
●焼くだけ野菜。ズッキーニはかむとじゅわ〜っと水分が出ておいしい!
たとえば忙しいときには、野菜はそのまま焼くだけ。焼き野菜の中でも家族が好きなのは、ズッキーニ。
お手頃価格のお野菜なので、買っておくことが多いです。フライパンにオリーブオイルを入れて焼き、塩コショウを振るだけ。口に入れるとじゅわっと水分が出て「おいし〜、これ好きー」の声が。ステーキやハンバーグなどの添え物としても便利です。
こういう焼くだけでおいしい、家族が好きな野菜を常備できるといいですね。
●カボチャやサツマイモ、いろいろな野菜を一度に焼く
カボチャやサツマイモ、天ぷらはおいしいけれど面倒。でも焼くだけなら簡単!
普段の食事はもちろんお弁当にも、ひとつのフライパンで数種類の野菜を少しずつ一度に焼いて入れると、それだけで彩り豊かになるので、色がたりないときには便利です。
薄く切れば、火が通るのも早いですしね。
●鶏肉は魚焼き器で焼いて、調味料を添える
鶏肉は、魚焼き器で下味をつけずに焼きます。鶏モモ肉は切り目を入れて、手羽先・手羽中もなんでもOK。パリッとしておいしい!
わが家のコンロは一定時間経つと火が止まるので、焼きがたりないときには、再度スイッチを押して焼き時間を延ばして焼きます。
焼きあがってから塩コショウを振ってもいいですし、調味料は別に置いて、つけながらいただいてもOK。レストランでも、お皿の隅に調味料がのっていてつけながらどうぞ…と言われることがありますよね。あんな感じもいいですね。
コチュジャンや粒マスタード、七味など味を変えるものを添えて出し、お好みで食べてもらったりもします。
●とっておきの塩をもつ
ちなみに、素材をおいしくしてくれるのは「伊達のうま塩」。私はこれが大好きです。お漬物もスイカも、すべてがおいしくなるので、欠かすことができません。
写真を撮ろうと覆ったら、一つだけ…使いかけのしかなく、輪ゴムで閉じていたところがシワッシワで失礼…。また買っておかなくちゃ! です。