リビング学習と学用品の収納のために、ワイヤーシェルフを導入してみた日刊Sumaiライター。なぜ、あえてデスクではなくシェフルなのか。また、どのように設置し、その結果、子どもが日常使いしているかレポートします。費用が抑えられるうえに、将来の変化にも対応できそうなアイデア。ぜひ、参考に。

3歳差きょうだいが入学・入園。勉強する環境をどうする?

筆者の家には、この春小学校に上がる6歳の男の子と、幼稚園に入る3歳の女の子がいます。そこで入学・入園をきっかけに、子どもたちが勉強しやすい環境を整えることにしました。つくるにあたり、希望と解決したいと思ったことは、以下の4つです。

 

1.親の目が届くリビング学習が理想

親が家事をしながら、一緒に勉強したり、教えたりできるリビング学習が理想。ですが、わが家のリビングダイニングには、ふたり分の勉強机を置くスペースがありません。ダイニングテーブルがすでにあるため、家具だらけになるのは避けたいと考えていました。

 

2.きょうだいがケンカしない、適度な距離に配置したい

学習スペースが別室だと寂しがり、隣同士だとケンカしてしまうため、適度な距離感が必要。しかし、狭い部屋でどうやって距離をとるかが、悩みでした。

 

3.すぐに目につく位置に学用品を収納したい

学用品は、親子で管理しやすいよう置き場所をまとめたいと考えていました。ただ、一般的な勉強机だと、天板と引き出しだけで、絵画セットや体操着を収納するスペースがないことが悩みでした。

 

4.準備費用が重なるため、費用は抑えたい

3学年差は、将来、同じタイミングで学用品をそろえることになるので、できるだけ費用を抑えたいというのが本音。勉強机や学用品の収納スペースを、1万円程度で用意できないかと考えていました。

 

ワイヤーシェルフなら、狭いリビングでも圧迫感なし!

悩んだ結果、ニトリの「ワイヤーシェルフNポルダ」(9990円・税込み)を使うことに決めました。もともと、すでにひとつを和室にテレビ台として設置していたので、統一感をもたせたいことと、予算内で購入できることが決め手です。

 

ワイヤーシェルフは、シンプルでスリムな棚。狭いリビングを圧迫せず、筆者宅にとっては理想的なアイテムです。

 

つっぱり式で部屋のどこへでも移動がしやすく、倒れる心配もありません。状況に応じでレイアウトを変えることができ、長く使える魅力があると思います。

リビング&和室に配置。ほどよく距離を保て動線もさえぎらない!

ワイヤーシェルフをリビングと隣り合う和室に設置。壁がちょうどいい仕切りになり、ほどよくふたりのスペースを分けられるレイアウトになりました。

 

キッチンで作業しながら、ふたりを見られる位置にあるのはもちろん、リビングと和室の壁に、隣り合わせに学習スペースをつくったことで、家族の動線を広くとれたのもよかったと思います。

 

リビングと和室の間にある引き戸を閉めることで、完全に別室にできます。子どもが集中したいときにも便利そうです。

 

ワイヤーシェルフの棚は可動式なので、教材や学用品に合わせて高さの調節ができます。今後は、これから増えていく教材や学用品に合わせて、別売りの棚を追加したり、収納ケースを用意したりする予定です。

 

子どもが用途に合わせて自主的に使い分けも

ワイヤーシェルフの棚の幅は96.5cm、奥行は30.5cm。

娘が絵本を読んだり、粘土で遊んだりするときにぴったりでした。ただし、息子が何冊か教材を開いて勉強するときにはスペースがたりないようで、わが家ではダイニングテーブルを近づけて使っています。

子どもが気分や用途に合わせて自主的に使い分けているところを見ると、ワイヤーシェルフを設置してよかったと思います。

子どもの学習スペースをどうすべきかは悩みのタネですよね。筆者の場合は、ワイヤーシェルフと家の間取りを組み合わせることで、学習スペースの問題が解決できました。本記事が学習スペースづくりの参考になれば幸いです。