麻生太郎外相(資料写真:06年6月9日)

写真拡大

5日未明の北朝鮮による弾道ミサイル連続発射を受けて、麻生太郎外相は同日午前、米側の要請でコンドリーサ・ライス国務長官と電話会談を行ったことを明らかにした。外務省が、自省のホームページで麻生外相と記者団の会見記録を開示した。

 ライス長官は、北朝鮮によるミサイル発射は「極めて憂慮すべきものである」と語り、同国に厳重に抗議したことを明らかにしたという。これに対して麻生外相は、北朝鮮の貨客船「万景峰号」の日本への入港禁止など、日本側として検討中の制裁措置について説明した。

 また、ライス長官は「関係国が一致して強いメッセージを出すことが重要である」として、国連安保理での対応も含め、日米間で今後の対応を協議していきたい意向を同外相に伝えた。【了】

■関連記事
共産党HPでミサイル発射非難
ミサイルに関する政府声明

■関連リンク
外務省(外務大臣会見記録)