完成したアート。作品には「タキイ」の文字も隠れているタキイ種苗株式会社は、野菜や花の種で構成された「たねアート」として、2022年の干支である“寅”のビジュアルを制作した。作品の素材には、本来であれば検査基準に満たずにやむなく廃棄されてしまう種を使用。同社の社員の中でも、寅年生まれのメンバーが共同で制作している。同社では、高品質な種を供給するために厳しい検査基準を設けている。その基準に満たない種は本来であれば廃棄されてしまうが、その造形がどれも個性的で可愛らしく、ユニークな魅力を持っていることに同社の社員が着目。「何かに生かせないか」と考え、2013年に「たねぢからプロジェクト」が立ち上げられた。このプロジェクトのメンバーは、種の新たな魅力を引き出すため、種そのものを生かしたモノづくりや取り組みを重ね、数々の「たねアート」作品を制作。今回は、寅年生まれの社員を募って各パーツごとに担当を振り分け、“寅”のアートを完成させた。作品制作に用いられたのは、ゴマ/スイカ/トウガン(着色)/ニガウリ/カボチャ(エイブル)/タマネギ/トマト/ピーマン(着色)/カブ/カボチャ(鉄かぶと)/カンナ(着色)/ローダンセの種。なお、今回の“寅”のアートについては、同社のYouTube公式チャンネルで紹介動画が公開されている。
タキイ種苗株式会社
URL:https://www.takii.co.jp/
2021/12/27