進化が目まぐるしい住宅設備。限られた予算で選ぶのは、悩ましいものです。夫婦と子どもひとりという、新しい家に住み始めて2か月の日刊Sumaiライターが、リアルにレポート。「この設備を選んで正解＆この機能を選ばなくて後悔」を語ります。たとえば、玄関のタッチキーや人感センサーつきの照明、ホーロー浴槽。選んでよかっと思う反面、やっぱりつければよかったと、後悔している設備もありました。経験者だからわかること、ぜひ参考に。

帰宅時のストレス軽減！玄関ドアのタッチキー 

筆者は夫婦と3歳になる息子の3人家族。小さな子どもと一緒だと、帰宅時に玄関でカギを出すだけでも面倒に感じることがよくありました。

こちらのタッチキーは、リモコンキーをカバンに入れておけば、玄関ドアのボタンを押すだけで鍵の施錠や解除ができる優れもの。

荷物で手がふさがった状態でも、鍵を探す手間なく解除できるのでとても便利。オプション機能なので、5万6000円の追加費用が発生しましたが、払うだけの価値はありました。

 

近づくだけで点灯！玄関の人感センサーつきの照明 

筆者宅は、街灯が少ない住宅街のなかにあるので、夜に帰宅すると周囲が真っ暗。玄関ポーチの照明を人感センサーつきの照明にしたことで、玄関に近づくだけで照明が点灯し安心できます。

 

また、玄関ホールにも同様の照明を設置し、ドアをあけると自動で点灯するので、足元がよく見え便利です。

キッチンには、コンセントを多めに設置！

コンセントは、すべての空間にバランスよく設置することはもちろんですが、キッチンには多めに配置しました。

2ｍ55�冑�の造作カップボード上部には、2口の家具コンセントを等間隔で4か所設置。多すぎるように感じますが、家電に隠れて1口しか使用できない箇所もあるので、ちょうどよかったです。

 

しっかり保温＆掃除もラク！タカラスタンダードのホーロー浴室 

ホーロー浴室のとくに気に入っている点は、掃除がラク、保温効果が高い、マグネット素材の3点です。

壁面全体がマグネット素材なので、タオルかけや小物入れなどを自由に取り外して壁面掃除がラクに行えます。

 

オプションの「どこでもスピーカー」を壁につけたので、音楽を聴きながらお風呂時間を楽しめます。風呂をいやがる子どもに好評です。

 

リビングの照明は、シーンに合わせて光色を切り替えられるタイプに！

わが家の照明は、基本的に温白色のダウンライトを採用。ただテレビの前だけは、電球色、温白色、昼白色の3色に切り替えられる機能つきに。

光色切り替えスイッチで、映画を見るときは電球色、本を読むときは昼白色など、使用目的に合わせて、雰囲気を変えられるので気にいっています。

 

ダイニングには、お気に入りの照明を施主支給 

ダイニングテーブル上部のペンダントライトは、自分たちが気に入ったメーカーから選んで取り寄せました。

工務店の保証はつきませんが、目立つ場所の照明だからこそ、気に入ったものを選んで大満足です。また、子ども部屋にはシーリングのみ設置し、将来子どもが使うときに好きなものを選ばせてあげようと考えています。

後悔しているのは、キッチンの水栓と食洗機

今度は、こうすればよかったと後悔している設備と理由を紹介していきます。

●タッチレス水栓にすればよかった… 

知人の家ではじめて知ったタッチレス水栓。なにより水栓回りが汚れないというメリットがあります。

約5万円追加のオプションなので、高すぎるとあきらめました。でも、いざ入居してきれいな水栓を前にすると、汚したくないという意識が働くように。

レバー操作も濡れた手で行わないように気を使わねばならないので、なんだか疲れてしまいました。

 

●食洗器は深型にすればよかった… 

インスタでは、「食洗機は深型がおすすめ！」という投稿をたくさん見てきました。しかし、これまで手洗いだったし、今よりは軽減されるのだから、オプション費用をかけてまで深型にしなくてもいいと思っていました。

 

ところが、大人2人、子ども1人でも、使った食器が収まりません。

便利を知ってしまうと、欲が出てしまい、やっぱり全部機械でやってくれたらもっとラクができたのに…と思ってしまいます。

便利だと感じた設備がある一方、水回りの設備については、入居して使ってみないと便利、不便さを感じることができません。慎重に選んだはずでも、やっぱり違ったということもありました。

これから水回りの設備を検討する人は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。