新型コロナ 年末年始も警戒を 栃木県医師会が会見
栃木県医師会は16日、会見を開き、新型コロナウイルスの県内の感染は落ち着いているとしながら年末年始に向けて引き続き警戒するよう呼びかけました。
会見した稲野秀孝会長は栃木県は全国的に見て医師や県立病院の数などが少ないものの、限られた医療資源をフル活用できたと新型コロナウイルスへの対応を振り返りました。
栃木県は12月9日の時点で関東の他の1都5県と比較して人口10万人当たりの感染者や死亡者の割合が最も低くなっています。
これは医療関係者の努力やワクチンを2回接種した人の割合が高いことなどが理由として考えられるとした上で、年末年始に向けて旅行や会食は少人数で感染リスクを下げる工夫をして楽しむなど油断をせずに引き続き感染予防対策をするよう呼びかけました。
一方、オミクロン株の市中感染の懸念が高まる中、県内でも1月、高齢者などから3回目のワクチン接種がスタートすることに触れ、態勢が整い次第、打ってほしいと話しました。
なお、3回目の接種を巡っては松野官房長官が16日の会見でアメリカ・モデルナ製のワクチンを活用して接種の時期を前倒しする考えを示しています。