宇都宮市役所に14日、新型コロナウイルスの影響で今年の国体と障がい者スポーツ大会が中止となった三重県から四日市市の市長などが訪れ、佐藤栄一市長に熱い思いがこもったあるものを手渡しました。

三重県四日市市の森智広市長が贈ったのは国体と障スポの競技会場で披露される予定だったのぼり旗です。

開催が中止となり披露する機会がなかった旗を譲ることで大会への思いを引き継いでもらおうというもので、市内で行われるはずだった8つの競技のうち、体操やサッカーなど同じ競技が5つ行われる縁から宇都宮市へ譲渡を申し出ました。

のぼり旗は四日市市の子どもがそれぞれの都道府県に向けて作った47本に加えて、去年、開催中止となった鹿児島県鹿児島市から四日市市が引き継いだ旗の合わせて94本です。

開催中止で涙を飲んだ2つの自治体から熱い思いを受け取った宇都宮市は市で作った旗と一緒に今回譲り受けた旗を競技会場に飾ることで例年以上のおもてなしで選手団を迎えたい考えです。