世界遺産、日光二社一寺の玄関口「神橋」で、12日、年末恒例のすす払いが行われました。

狩衣姿の神職と、緋袴をまとった八乙女が3メートルほどの笹ぼうきで神橋の欄干などを丁寧に清めていきます。

すす払いはその年1年のけがれを払う年末恒例の行事で日光二社一寺では毎年、日光二荒山神社の神橋を皮切りに始まります。

今年の日光は緊急事態宣言が明けた10月ごろから観光客の姿が徐々に戻りつつあるものの、例年には届かないといいます。

日光二荒山神社では新型コロナウイルスの収束を願い去年に引き続き12月15日から新年の初詣を前倒しにしてお参りできる「幸先詣」の体制を整えていて参拝客の分散を図ります。

すす払いには新年の無病息災の意味もあります。

神職と八乙女たちは来年こそはコロナ禍が終わり良い年になるよう願いを込めてすす払いを行っていました。