障がいについて理解を深め地域の課題を見つけようと上三川町で10日、高校生が車いすで街中を回りバリアフリーの状況を調べました。

この企画は上三川高校と町の社会福祉協議会が行ったもので、地域のバリアフリーの現状や改善点を見つけることが狙いです。

2年生の生徒およそ30人が参加し、講師は障がいのある人などさまざまな人が暮らしやすい社会を目指して活動する群馬県の団体が務めます。

生徒はグループに分かれて車いすに乗ったり、アイマスクを付けたりして、障がいを疑似的に体験しながら公共施設や店を回りました。

図書館にやってきたグループは、館内の高い場所だけでなく足元の低い位置に並んだ本も取りにくいことに気付きました。

生徒たちは体験を通して、普段は意識しないようなわずかな段差や傾きが車いすを使うと進みづらいことを学んでいました。