「命のアサガオ」種つなぐ 宇都宮
1993年に7歳で亡くなった男の子が育てていたアサガオの種を全国でリレーする取り組みが9日、宇都宮市の小学校で行われました。
この取り組みは1993年に白血病で7歳で亡くなった新潟県の丹後光祐さんが育てていたアサガオの種を「命のアサガオ」として全国に広めることで命の大切さを伝えようというものです。
宇都宮市では国際ソロプチミスト宇都宮が2011年から種を引き継ぐ活動を続けていて、9日は岡本小学校の1年生およそ50人が育てたアサガオの種の引継ぎ式が行われました。
岡本小学校によりますと、アサガオは去年、市内の田原西小の児童が育てた種を引き継いだものでこの夏、赤や白の可憐な花を咲かせたといいます。
児童たちは亡くなった光祐さんへ宛てた手紙を読み上げたり、アサガオの成長の記録を報告したりしって、遠い過去から現在に向けて命のバトンをつなぐ光祐さんへ思いをはせていました。
児童が育てたアサガオの種は国際ソロプチミスト宇都宮を通じて次は雀宮東小学校に届けられます。