栃木県議会通常会議は7日、質問戦の最終日を迎えました。

このなかで県が養豚の振興に向けて生産者などでつくる新たな協議会を年明け早々に設置することがわかりました。

養豚の新たな協議会の設置はとちぎ自民党議員会の三森文徳議員が芳賀町にあるとちぎ食肉センターの今後の運営について質問し福田富一知事が答えたものです。

とちぎ食肉センターは今年4月に那須塩原市の養豚場で発生した豚熱の影響で集荷が減少し、県はセンターを運営する県畜産公社の経営安定に向けて資金貸付などを実施してきました。

福田知事:「県の養豚振興を図るためには、最新の設備備え高度な衛生管理が可能な食肉センターの優位性生かし県内の養豚関係者一体となって取り組むことが重要と思う。そこで協議会を設置する」

協議会は県養豚協会や県畜産公社、関係団体などで構成します。

食肉センターに集荷される年間数十万頭になる豚の肉質などのデータを活用し生産性や品質の向上を図るほか、豚熱の再発防止の取り組みを戦略的に進める方針です。

7日はこのほかとちぎ自民党議員会の平池紘士議員が来年開催されるいちご一会とちぎ国体・とちぎ大会に合わせた県立美術館や県立博物館の周年行事について、えがおの会の青木克明議員がコロナ禍の医療提供体制の強化について県の考えを質しました。